オスマン朝宮殿の建築史

著者 :
  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130668569

作品紹介・あらすじ

近年,イスラーム世界における前近代最大の帝国のひとつであるオスマン朝の重要性が認識されてきたが,統治の中心となった宮殿の建築についてはいまだ不明な点が多い.本書は,限られた当時の旅行記や絵画などの史料を駆使し,宮廷・政治制度と儀礼空間の関係性に着目しながら,宮殿群建築の歴史的変遷の過程を明らかにする.

感想・レビュー・書評

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  • 広い視野で、オスマン朝の宮殿と言えばトプカプ宮殿、宮殿を、宮廷儀礼を論じるならトプカプ宮殿を事例に、と言うのを覆し、諸史料から可能な限り、他の宮殿の像、儀礼を復元し、それ以前に確立していたことをあぶり出し、また、首都、副都、それ以外の都市のはたした役割、スルタンの移動まで含めて論じられていて、大変興味深かった。また、久々にまとまってオスマン朝の研究書を読んで、様々なテーマで研究が進展しているのを感じた。

  • <閲覧スタッフより>

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    所在記号:522.7||カワ
    資料番号:10234751
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著者プロフィール

金沢星稜大学教養教育部講師

「2019年 『弔いにみる世界の死生観』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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