現代児童文学の語るもの (NHKブックス 777)

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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140017777

作品紹介・あらすじ

1950年代末、小川未明らの童話伝統を乗り超え、真に子どものための文学を標傍した児童文学革新の波は、果して何を生みだしたのだろうか。松谷みよ子、佐藤さとるらにより物語性豊かな作品が生み出され、那須正幹、後藤竜二らは、過酷な状況下にある子どもを描き出したが、子どもに与える向日性の文学という軛からの開放は、同時に、児童文学自体のジャンルとしての危機をもたらしている。子どもの世界が大きく様変わりし、大人の文学との境界が曖昧化するなかで、問題群ごとに作品を捉え直し、児童文学革新の40年を問い直す。

感想・レビュー・書評

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  • 105 馬場北ブコフ

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著者プロフィール

1955年、東京生まれ。立教大学卒業。同大学院前期課程修了。宮城教育大学助教授うぃへて、現在、明星大学人文学部教授。『国語教育と現代児童文学のあいだ』(日本書籍)、『現代児童文学の語るもの』(NHKブックス)、『児童文学 新しい潮流』(編著、双文社出版)など。

「2002年 『児童文学批評・事始め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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