シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略

  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140814543

感想・レビュー・書評

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  • ソーシャルな世の中とは切っても切れないテーマ。
    やや古いが、比較的有名な本なので一読してみた。
    いろいろと提起してくれていてわかりやすいといえばわかりやすいが、今後の展望に関しては楽観的な印象がある。

    昨今のシェアやコミュニティの流れは、しばらく変わらないだろうし、いいことも多くあると思う。
    特に著名人やアクティブな人間にとって、進退の加速に関わる重要なファクターだと思う。
    そもそも本の著者になるほどの人間にとっては、メリットの方が大きいはず…本人がメリットを論じて世間をその方向へ持っていく行為が、個人的にあまりしっくりこない。
    ソーシャルうんぬん以前に、コミュニケーションのあり方を議論すべき。

    シェアの概念はWebでもSNSでも、とにかく「ネットワーク」にとって今後の重要な文化だと思う。
    ただしその概念が十分に機能するのは、適切なコミュニケーションが相互に発生する場所に限られる気がしてならない。
    一方通行では「シェア」にならないし、提供側のメリットがはっきりしない状況では長く持たない。
    そこに適切で気の利いたコミュニケーションが介在することで、シェアが存在するバランスが取れる…これはかなり絶妙な関係性がデザインされるべきだろう。

    本書では「シェア」のもてはやされ方や、限られた人間が享受しているメリットを大きくクローズアップしているが、もっとデザインされたコミュニケーション手法を論じることで、さらにシェアの本質を広げることができると思う。
    もっとユルく高度なサービスが出て、概念が一般化するように、これからの時代変化に期待。

  • ごみの面積が気になります。

  • シェアというコンセプトで世の中の新しい動きをまとめた事例集。

  • 過去50年のハイパー消費時代、システムの歴史的変革が始まった。社会と経済のルールが変わる。

    ICTが生産システムに導入されることで、コストのかかる、モノの動きを効率化できた。
    社会に導入されることで、これからは、コストのかかる、製品の生産を効率化できるということかも。

  • 21世紀的経済読本な感じ。ハイパー消費を推進することで成り立ってきた20世紀的貨幣経済は、コラボ消費への転換期に入るとどうなってしまうんだろうか。
    情報インフラが整ってきたからこそ、転換の速度も速くなっていくし、社会モデルも混沌としていく中で、考え方は分かるけど難しい。
    特に所有概念が強く、経済の8割が内需の日本で、この古くて新しいモデルが少しずつ浸透してるのはすごく感じるけど、どっかで既得権益とぶつかる。そのタイミングは、そう遠くない未来で起きそうだな。

  • FREEの次はSHAREが来る。
    まさにそう思わせるような一冊。

    カ―シェアやライドシェア、おもちゃシェアなど様々なシェアサービスが立ち上がっている。

    コミュニティはブランドという説明に納得。
    コミュニティーはモノではないブランドである。

    これからシェアと言う考え方は間違いなく来る

  • フリーの続きみたいな内容

    きっとそのうちこんな風に日本もなる気がする

  • 「モノの所有から共有の時代へ」と新しいビジネスモデルを検討するのに参考になる書。大学生協らしい取り組みが考えられそうで大いに参考になりました。新生活用品は先輩後輩で共有する仕組みを作れば事業規模が拡大しそうだよなあ。

  • 「フリー」ほどのインパクトは無かったが,弱い紐帯の強みとしてのカウチサーフィンの例,他者との信頼,協調性や人助けは子供の頃と違い,利己心に左右されるようになる。の3点は納得。

  • 共有ビジネスで儲ける本だと思ったら違ってた。
    ものを使っては捨て、物欲にまみれている自分が考えさせられた。

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著者プロフィール

作家、ソーシャルイノベーター。『シェア』(2010)で提唱した「共有型経済」は、タイムズ誌による「世界を変える10のアイデア」に選ばれた。2013年には世界経済フォーラムにより「ヤング・グローバル・リーダー」にも選出。ニューヨーク・タイムズ、ガーディアン、WIREDなどで寄稿編集者を務めるほか、インターネットとテクノロジーを通したシェアリングエコノミーの可能性やビジネス・社会における変化についてコンサルタントや講演などを行っている。またオックスフォード大学サイード・ビジネススクールで「協働型経済」コースを教えている。

「2018年 『TRUST 世界最先端の企業はいかに〈信頼〉を攻略したか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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