イスラエル 人類史上最もやっかいな問題

  • NHK出版
4.11
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本棚登録 : 659
感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (385ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140819333

感想・レビュー・書評

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  • 227.9/ソ

  • 著者はアメリカのリベラルなユダヤ人コミュニティ出身とのことですが、ユダヤ系イスラエル人側の主張に偏ることなく、パレスチナ人側の主張や、歴史的背景を丁寧に解説してくれていると感じました。
    ハマスとイスラエルの紛争のニュースを見て、イスラエル問題を知りたいと思い書店で手に取った本でした。
    どちらかの主張に偏ったものではなく、フラットな目線でこの問題を知ることができる本、という点で非常に素晴らしい本でと感じました。

  • 聖書にあるようなユダヤ人の歴史、反ユダヤ主義、ホロコースト、シオニズム、イスラエル建国みたいな話しが書いてあるのかなと思って、読んだ。

    実際、そうしたことも書いてあるが、それは前提知識くらいで簡単にまとめてあって、メインは建国以降の歴史。

    なんとなくぼんやり知っているような気になっていたことが、全く理解が足りなかったことがわかった。

    そして、現代、アメリカなどで論点化するイシューもコンパクトにまとめてある。

    この問題に限らず、政治問題をニュートラルに語るというのは困難なことなのだが、できるだけニュートラルに書こうという努力はよく伝わってくる。

    一番、勉強になったのは、トランプ政権の時のアメリカの親イスラエル的な立場、その背景にあるキリスト教福音派の考え。そうだったんだ〜という感じ。

  • 227-S
    閲覧

  • 現在悲しいことに、パレスチナ・ガザ地区でイスラエルによるジェノサイドとも言えるような無差別爆撃が行われ、数千人の子どもたちが命を落としている。なぜこのような悲惨な出来事が起きてしまうのか。本書はイスラエルとパレスチナをめぐる問題について、歴史と現代の状況から説明されている。高校生の皆さんにぜひ本書を手に取ってもらって、1人でも多くの人にパレスチナ問題について知ってもらいたい。

  • やっぱり、複雑。
    読みやすく書かれているのだろうけど、
    事情が既に複雑。
    国家や政治と人種・民俗、文化は、別ものであることを、
    痛感。

  • 【請求記号:227 イ】

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著者プロフィール

社会活動家。イスラエルの民主主義を名実共に達成させるためのNGO、「新イスラエル基金(New Israel Fund)」のCEO。同基金は、宗教、出身地、人種、性別、性的指向に関わらず、すべての国民の平等を確立すること、パレスチナ市民やその他の疎外された少数派の保護、およびあらゆる形態の差別と偏見をなくし、すべての個人と集団の市民権と人権を確立すること、イスラエル社会の本質的な多元性と多様性を認識し、それに対する寛容性を強化すること、マイノリティの利益とアイデンティティの表現および権利のための民主的な機会の保護、自国および近隣諸国と平和で公正な社会を構築し維持すること、などを目標に掲げて活動している。妻と二人の娘と共にアメリカ、サンフランシスコに在住。

「2023年 『イスラエル 人類史上最もやっかいな問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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