チャップリン再入門 (生活人新書 141)

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  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140881415

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    時代の奔流に抗い、映画を通して愛を貫いたチャップリン。
    極め付きの身体芸、痛烈な社会批評、そしてユーモアとヒューマニズム…。
    数々の傑作群は世紀を越え、国境を越えて愛され、かつ問題提起し続けている。
    放浪紳士チャーリーの足跡を丹念に辿るとともに、近年発見された新事実や膨大なNGフィルムを読み解き、「チャップリンの現在」を考察する。

    [ 目次 ]
    第1章 1889年―チャップリンの帝国
    第2章 1918年―チャップリンの失敗
    第3章 1928年―チャップリンの性
    インターヴァル 1932年―チャップリンの日本
    第4章 1940年―チャップリンの戦争
    第5章 1952年―チャップリンのユーモア

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 有名だからこそ逆に知られていないチャップリンの生い立ちから作品への思いなどが時系列で細かく述べられている。

    ひとつひとつの作品についての概要もあるので非常に興味深い。

  • 貧しくて辛い生活をしていたチャップリンが世界の喜劇王になる。素晴らしいサクセスストーリーだな。
    チャップリンはユダヤ人節があったが違う。
    チャップリンはユダヤ人やジプシーを馬鹿にするようなステレオタイプな笑いは盗らないようになった。
    帝国主義的な人種偏見を助長する要素は慎重に取り除き、安易な笑いではなく、あくまでも万人が心から笑うことのできるギャグを求めて、チャップリンは何度もとりなおした。
    当時中立国だったアメリカでも反ユダヤ主義が9割を超えていた。
    母親に小さい時に苦労させた負い目があったそうだ。

  • 06122

  • チャップリンを知り尽くした男のチャップリン話。
    新書なのにめちゃめちゃ濃い!

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著者プロフィール

1974年大阪生まれ。脚本家・演出家・日本チャップリン協会会長。大阪府立茨木高校卒。京都大学総合人間学部卒、同大学院人間・環境学研究科博士課程所定単位取得。国内外のチャップリン関連企画やブルーレイ等を監修するなど、遺族の信頼もあつく日本でのチャップリンの権利の代理店も務める。著書に『チャップリン 作品とその生涯』(中公文庫)、『チャップリンとヒトラー メディアとイメージの世界大戦』(岩波書店、第37回サントリー学芸賞)他多数。映画『太秦ライムライト』(第18回ファンタジア国際映画祭最優秀作品賞)、『葬式の名人』『ミュジコフィリア』他のプロデューサー・脚本を担当。2006年ポルデノーネ無声映画祭特別メダル、14年京都市文化芸術産業観光表彰「きらめき賞」受賞。

「2022年 『ビジネスと人生に効く 教養としてのチャップリン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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