「家族神話」があなたをしばる: 元気になるための家族療法 (生活人新書 262)

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  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140882627

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    「曾祖父は地元の名士で金持ちだった」「曾祖母は評判の美人だった」など、ある人の考え方・世界観を知らぬうちにしばる「家族」の「神話」。
    それが生きにくさの原因となったり、うつ、引きこもり、過食・拒食、アルコール依存などを引き起こしたりする。
    依存症研究の第一人者が、「家族療法」の紹介を通じ、神話支配からの脱却、さらには自ら症状を改善・回復するための手引きをする。

    [ 目次 ]
    第1章 「家族」とは何か
    第2章 症状は何を意味するか
    第3章 家族療法の実際
    第4章 「家族神話」にしばられる
    第5章 子は親の人生を引きずる
    第6章 外傷体験を語る
    第7章 変化に挑戦する
    第8章 エンパワメントの13ステップ

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著者プロフィール

精神科医、家族機能研究所代表。
1941年東京都生まれ。1967年慶應義塾大学医学部卒。同大助手、WHOサイエンティフィック・アドバイザー(1995年まで)、フランス政府給費留学生、国立療養所久里浜病院精神科医長、東京都精神医学総合研究所副参事研究員(社会病理研究部門主任)などを経て、医療法人社団學風会さいとうクリニック理事長、家族機能研究所代表。
医学部卒業後、母校の神経科学教室で精神分析のトレーニングに入る。同時期より、国立アルコール症センターとして発足した久里浜療養所(当時)で臨床にあたりつつ、アルコール依存症など「依存症」という用語を提唱し定着させ、依存症の家族に代表される、温かさや安心感などが提供できない機能不全家族で育った「アダルト・チルドレン」という概念を日本に広めた。著書に『すべての罪悪感は無用です』『「愛」という名のやさしい暴力』(ともに小社刊)など多数。

「2022年 『毒親って言うな!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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