「怖い絵」で人間を読む (生活人新書)

著者 :
  • NHK出版
3.82
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本棚登録 : 863
レビュー : 117
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140883259

作品紹介・あらすじ

名匠ベラスケスの手による、スペイン・ハプスブルク家の王子の一見かわいらしい肖像画。しかし、その絵が生まれた"時代の眼"で見ていくと、人間心理の奥底に眠る「恐怖」の側面が浮かび上がる。悪意、呪縛、嫉妬、猜疑、傲慢、憤怒、淫欲、凌辱、そして狂気…。詳細な解説を付したカラー図版三十三点を読み解くことで見えてくる人間の本性とは-。

感想・レビュー・書評

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  • 前から気になっていた本。チラッと見るつもりだったけど面白すぎて夢中になってしまった。歴史に疎くて興味がなかったけど、最近日本史、世界史が面白くってたまらない。家系図で解説されていているけど、近親婚が激し過ぎてちょっとパニクッてしまいました。高貴な青い血かぁ…。色白くて虚弱、青白い印象が強かった。

  • 同じ著者の「怖い絵」三部作を読んだ後、まだちょっと物足りない気がしたのでこちらを読んでみました。三部作と重複する部分もありますが、図版はこちらの方がわかりやすいです。矢印つきで様々な要素の説明が記載されているので。また、ベックリンの「死の島」が全バージョン載っていた点も良かったと思います。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ベックリンの「死の島」が全バージョン載っていた」
      この新書は購入したまま眠らせている。探し出して読まなきゃ、、、
      残念ながら「死の島」...
      「ベックリンの「死の島」が全バージョン載っていた」
      この新書は購入したまま眠らせている。探し出して読まなきゃ、、、
      残念ながら「死の島」を生で観たコトはありませんが、心惹かれる絵画です。
      2014/04/22
  • 内容自体は『怖い絵』がもとになっているので、
    比較的かぶる部分も多い。
    しかし『怖い絵』を書いた上で、中野京子の心境や解釈の変化も
    しっかりと書かれているため、ファンでも満足できる構成。
    もちろん『怖い絵』を未読なら、まずこの本を導入編として読むのも
    おすすめできる。
    ただ、解説文と絵の掲載場所が一致していないため、
    若干の読みづらさは感じるかも。

  • 上野の「怖い絵」展の予習のために図書館で借りたのだが、閉架書庫に入っていた。7年前に出版された本なのに…。
    この本の元となったNHKの番組もyoutubeで観賞。
    良書、良番組はいつまでも残って欲しいものだ。

  • 「怖い絵」シリーズ、歴史と権力者の暗闇を覗くようなところが
    好きで、
    この新書も手に取ってみました。

    テーマを絞ってあったので、より系統だてて読めて面白かった。

  • すごく興味のあった本、やっと読めた。予備知識がなく白紙の状態で絵を観るのか、知識を持って絵を観るのか・・・どっちもそれぞれ大切だと思うけど、知識を持つと、最初の印象とはまた違った見方ができ、更に楽しめるのかなと。音楽も同じことが言えるのだけど。個人的には、死と乙女のあたりの絵が好きだったかなあ。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「どっちもそれぞれ大切だと思うけど」
      迷いますねぇ~
      でも読む前に絵だけみて。白紙の状態から楽しむコトも出来ますよね。それからジックリ読めば...
      「どっちもそれぞれ大切だと思うけど」
      迷いますねぇ~
      でも読む前に絵だけみて。白紙の状態から楽しむコトも出来ますよね。それからジックリ読めば、また楽しめるでしょう。。。
      2013/01/22
  •  今年最も熱中して視聴したテレビ番組、NHK探求この世界『「怖い絵」で人間を読む』。毎週月曜日の夜はほんと楽しみだった。番組テキストももちろんあるのだが、改めて書籍化された。中野先生の本は最近立て続けである。こうした出版社による人気作家の乱発姿勢、敬愛する中野先生でなかったら「何度も同じネタ使い回してんじゃねえぞ!」と言ってしまうかもしれない。ただ念のため言えば、オリジナルの『怖い絵』単行本シリーズとも違う、テレビ版テキストとも番組中で語られた内容とも違う、カラー図版たっぷりで、中にはオリジナルの『怖い絵』にも出ていなかった絵が詳しく紹介されているお得感は保証する。
    (続きはブログで)http://syousanokioku.at.webry.info/201011/article_6.html

  • 中世ヨーロッパの絵画はよく目にする機会がおおいが、絵の中に隠された深い意味を知ると違った視点で観る事ができる。
    絵で描かれる作者の訴えは文章よりも大きな表現力を持ち、無限に想像力を掻き立てる。
    この本ではカラーで絵画が掲載されており、文章も繊細で細やか。最後は自分が絵の中に入り来んでいるような錯覚に陥るような構成になっている。

  • 出来れば各章の最初か最後に図版をまとめて欲しかった(文を読んでいるとき、単語の途中で頁をめくってすぐに次の文字が目に入ってこないとダメな質なので)。他書の内容とかぶる部分も多いが今作も興味深く読んだ。

  • <閲覧スタッフより>
    「怖い絵」シリーズの番外編のような本。「怖い絵」シリーズと同じ絵画もありますが、絵と絵のつながりがさらに詳しく描かれており、怖さが増しています。
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    所在記号:新書||723||ナカ
    資料番号:10200710
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著者プロフィール

作家

「2021年 『美貌のひと 2 時空を超えて輝く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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