脳が冴える勉強法 覚醒を高め、思考を整える (NHK出版新書)

著者 :
  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140883693

感想・レビュー・書評

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  • 医学博士の著者が、「最大の効果を上げる勉強法」について教えてくれます。
    「まとめノートの作り方」、「読書の仕方」などなど、効果的な勉強法がわかります。
    ぜひぜひ読んでみてください

  • 目次
    第1章 脳を目覚めさせる
    第2章 脳を眠らせる
    第3章 思い出しやすい記憶をつくる
    第4章 脳の回路を効率化する
    第5章 子どもの脳を育てる
    第6章 大人の勉強はどうあるべきか
    =================
    第1章 脳を目覚めさせる
     覚醒度が高い状態 1日2-3回
     pre 作業興奮や、運動
    本番 集中 新しいことや、稼働するネットワークの構築→エネルギーや集中力がいる
    post おさらい

     メリハリをつける
     「欲」を満たす回数を制限する

     覚醒度が高い状態が続いても、揺り戻しに注意

     「集中」と「拡散」は同時にはできない

    第2章 脳を眠らせる
     15分一区切り

    第3章 思い出しやすい記憶をつくる
     「まとめノート」:必ず自分の言葉で”出力”する。
     出力は再入力も兼ねる。
     2冊「まとめの前の雑記帳」・「まとめノート」
     人に教えるつもりで。
     五感を使い、多面的に

    第4章 脳の回路を効率化する
     ヘッブの法則:反復により、ネットワークが強化され、高速に
     同じ単元は短期集中

    第6章 大人の勉強はどうあるべきか
     目標と範囲の限定が必要。目標がないと報酬にならない。
     英語の聴き流し→喋ったり書き写したりして内容を熟知している者なら効果あるかも。
     覚醒度が高い細切れの移動時間 

  • ・勉強と報酬の関係+感情のバランス→時間の制約に必然性を持たせる
     →つまり、先に報酬の予定を入れてそれまでの限られた時間で集中して脳を働かせる?
    ・ひとつのことに集中できない人は片づけをする習慣が無い傾向がある
    ・「入力」はただの入力でしかないが、「出力」は常に「出力+再入力」
    ・勉強において最も重要なのは反復練習
    ・「時間の浪費は、精神に有害な雑草をはびこらせる(スマイルズ 自助論)」
     →ヘップの法則は悪い習慣も循環してしまう。
    ・絶対音感は子どもの頃にしか身につかない(子どもの脳のほうが変化の可能性が高い)
    ・子どもの頃は感情がむき出しの状態になっているから、安らぎを与えてあげる事が必要。
    ・10代の思春期は意志、計画性、感情のコントロールを司る前頭葉が発達する。

  • 記憶に残りやすい勉強の方法を紹介。脳の使い方(覚醒度が高い時に勉強する)に視点がおかれている。

    書評エントリー:
    <a href=\"http://rashita.net/blog/?p=7307\">【書評】『脳が冴える勉強法』(築山節)</a>(R-style)

    <a href=\"http://cyblog.jp/modules/weblogs/8825\">思い出しやすい記憶を作る、二冊の「まとめノート」法</a>(シゴタノ!)

  • 記憶に入れるにはしっかり寝る。
    いったんまとめると定着する。ノートとか。

    勉強に入る前に、簡単な片付けして、身体を動かす。あー片付いたって達成感を感じて、さらに簡単に片付くことを一個やって、よしよしと自分を調子にのらせる。んで、勉強に入っていく。

    集中のピークは一日で2、3回しか来ないから、そこを外さずにしっかり勉強する。
    やる気が出ない時は、注意が広がってるのかもしれない。そこではちょっと注意が集中するよう、簡単な片付け→すぐ終わることをしてみる。
    ほんとに出ない時はあえてやらない。好きなことをする。脳を休める。

    細切れの時間を使って勉強する。時間を活用。
    子供のやる気は褒められたり出来て嬉しかったり。大人は、目標があるといい。で、それが近いと分かりやすいので、やる気出しやすい。

  • 作業興奮を生み出すには、時間の制約を設ける

    時間と量の関係がはっきりしてくると、緊迫感や切迫感が生まれやすくなり、脳が冴えている状態を維持しやすくなる

    覚醒度がピークの状態は、多くても一日に2〜3回しかつくれない
    覚醒度がピークの状態は、長くは続かない

    ピーク前・中・後の勉強を考えて組む

    体を動かして脳の血流を良くする
    →片付けなどの簡単な作業を行って、第一次的な作業興奮を起こす
    →前日の復習など「できる勉強」を行って、脳の覚醒度をピークに向かわせる

    脳がもっとも高回転している状態を利用して、新しい課題、よりチャレンジングな問題に取り組む

    脳を必ず休める
    脳の中の情報は、意識的に整理しようとしたときにだけ整理されているのではない。自分では休んでいるつもりのときにでも、寝ているときでも、脳は情報を整理しようとしている。むしろ、自動整理の面が大きい。それを進ませるためには、情報を入力したり、考えたりすることをやめなければいけない。

    ある程度「勉強に使えない時間」があるからこそ、使える時間の制約が必然性を伴ったものになってくる

    禁欲すると勉強の効率が落ちて行く原因は、脳にとってのご褒美がなくなるから
    だが、欲を満たす量を増やしすぎてしまうと、一つ一つに対する価値の評価が下がってしまい、「もっと与えられなければ満足できない」という状態になってくる

    どうしてもやる気が起こらないときには、明日の自分をアシストする小さなことをやる

    ヘッブの法則 繰り返し練習

  • やる気が出ない、全然集中できないと悩んでたときに、立ち寄った書店でさっと読んでわかりやすそうだったので購入しました。

    内容はコンパクトで分かりやすく、脳神経外科医として科学的な根拠が記載されているので、主張を飲み込みやすいです。

  • 一日のうちに使える時間は、限られています。
    限られた時間内で自分の頭を活用して上手に生活したいものです。
    そんな目的で脳外科の先生が書いた本です。
    脳が覚醒している時間は、意外と短く日に2,3回しかピークがきません。
    脳が冴えている時間を計画的につくりだすことがポイントです。
    生活全体を見直すことだそうです。

    http://ameblo.jp/nancli/entry-11593497036.html

  • 脳の覚醒度を自力でコントロールする。
    覚醒度をピークへもっていく方法や、ピークの状態を
    3つのブロックへわけるなど、とても勉強になりました。

    ・ピーク前(覚醒度を上げる)
    ・ピーク中(ピーク状態を活かす)
    ・ピーク後(覚醒度の下降に合わせる)

    各ブロックごとに適した内容の勉強を行えば、ただダラダラと勉強するよりも、効率が上がるような気がします。

    ヘッブの法則。
    やっぱり、地道にコツコツと繰り返すしかないんですよね。
    「基礎」をあまくみてはいけません。

    大人の勉強には、明確な目標が必要なこと。
    「欲」をうまく活用すること。

    生活の中の勉強、人生の中での勉強を、もう一度みなおして、
    自分の価値を認識していきたいと思います。

著者プロフィール

1950年愛知県生まれ。日本大学大学院医学研究科卒業。埼玉県立小児医療センター脳神経外科医長などを経て、公益財団法人河野臨床医学研究所附属北品川クリニック・予防医学センター所長。医学博士。脳神経外科専門医として1992年、脳疾患後の脳機能回復をはかる「高次脳機能外来」を開設。著書に『フリーズする脳』『脳が冴える15の習慣』『脳が冴える勉強法』『脳を守る、たった1つの習慣』等。

「2020年 『「冴える脳」をつくる5つのステップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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