死ぬまで、努力: いくつになっても「伸びしろ」はある (NHK出版新書 613)

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  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140886137

作品紹介・あらすじ

定年後の幸せから、老後の理想まで――。後悔なしにいかに生きるか!?
定年を迎えたからといって、努力をやめてはいけない。むしろ「人生の集大成」といえる時期が始まるからこそ、日々ベストを尽くして生きる必要があるのだ。常に全力で目の前の物事に取り組めば、何歳からでも「伸びしろ」はあるし、後悔などしない――。伊藤忠商事会長、中国大使を歴任した著者が、豊富な人生経験をもとに定年後の幸せから、老後の理想、若い世代との向き合い方まで、縦横無尽に語った人生後半戦の指南書!

感想・レビュー・書評

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  • まさに死ぬまで努力です
    毎日ベストを尽くしつづけること

  • 丹羽さん語録がいくつか刺さりました。

  • どのページを開いても、「うん、よし、今から頑張ろう!」と思える言葉がならんでいるので、最初は図書館で借りたのだけれど、結局購入した。
    なんだかやる気が出ない時のスイッチになるのではないか。
    「DNAのランプに灯りが点る瞬間」、もうちょっといろんな人にビビッと伝わる表現はないかな、と考え中。

  • 日本を代表する大企業の会長・中国大使を歴任された著者の
    経験と考え方を少しでも知りたいと思った

    気づき
    ・地球上で数多くの生き物がくらしているが他者に何か
     してあげることで喜びや幸せを感じられるのは人間だ
     け
    ・長い人生の中で逆境はいくらでもある。むしろ人生も 
     仕事もすべて順調にいったり反対に逆境ばかり続いた
     りするほうが珍しい。悩むようなことではない。
    ・問題が多いほど人間は一生懸命生きているということ
    ・気心の知れた友人でも仲の良い夫婦でも血のつながっ
     た家族でも理解しあえない部分があって当然
    ・精一杯努力することがなかったらサムシンググレイト
     を感じることはない
    ・40代後半から50代にかけての人間の時代に入ったら部
     下に対しての優しさや思いやりの気持ち、グループを
     ひとつにまとめ上げる統率力も必要
    ・上司たるものどんな話をすればいいかなど考える必要
     はない。これまでの人生や仕事のなかで体験してきた
     ことを聞かせてあげればよい
    ・ムードメーカー的な人が一人いてくれるだけで職場の
     雰囲気はぐっと和む
    ・労働者の幸せを本気で願うのならばどうすれば働きや
     すい環境をつくって働く人の意欲を高めていけるのか
     考えないといけない
    ・部下が心配いりません。まだまだやれますと強がって
     答えることを鵜呑みにしてはいけない
    ・相談役もよい。一般の社員の困りごとや迷っているこ
     とに電話やメールで気軽に相談に乗れるなど
    ・たとえ出世しなくてもずっと貧乏暮らしでも人生の最
     後にこれでよかったのだと自分で納得し、安堵感をか
     んじながら死ねる人が本当の意味での勝ち組

    経験からくるビジネス・教育・人生への心構えの言葉のひとつひとつが重く、また深い。それにくわえて海外、特に中国への洞察が深いと思いました。

  • ●若いうちは、何か間違った行動や判断をしてしまっても、次の機会に繰り返さなければいいだけですが、私くらいの年齢になると、その次があるかどうか分かりません。だからこそ日々ベストを尽くしているかと、絶えず自分に問いかける必要があります。
    ●自分に対する評価は必ず甘くなる。能力と言うものは自分で評価するものじゃない、他人が評価するものだ。
    ●ランプを点すための決まった方法や近道は存在しません。努力を続けていくことが全てです。
    ●リーダーの立場になった人には、まず部下のプライベート情報を頭に入れる。
    ●非正規雇用。5年働けば正社員になれると思っているようですが、あくまで契約期間を無期に変更しなさいと言っているだけで、正社員と同じ待遇にしろと命じているわけではありません。無期限のパートとして働ける様になるだけなのです。
    ●働き方改革と言うものは仕事を悪と捉えている。長時間労働はダメ、もっと休みを取らせなさいと言うことより「どうすれば働きやすい環境を作って、働く人たちの意欲を高めていけるのか」と言うことをまず考えないといけない。
    ●アメリカ人も日本人以上に働いている人がいるのだ。
    ●正社員より給料が高い非正規がいてもいいではないか。
    ●松下幸之助は「松下電器は人を作っています。合わせて電気機器も作っています」と人間ファーストの姿勢を語りました。
    ●毎日つりやゴルフをやっていたら必ず飽きる。他に何もせず1日中ひたすら本ばかり読んでいたら、身も心もおかしくなってしまうでしょう。他のことをやっているからこそ、その合間の読書が楽しいのです。
    ●老後のためにたくさんのお金をため込んでいる人もいるでしょうが、余裕があるなら人を育てるために使ってもらいたい。
    ●どうでもいい当たり障りのない意見や情報はアップし、いいねを送りあって満足しているだけのような印象があります。いいねを押す人は賛同者ではない。空気を読んでいるだけであり、同調圧力、大した意味はない。
    ●中国は技術的には進歩しているが、資本主義国に勝てないものが1つある。それは国の信用・信頼だ。

  • 第1章「心の成長」に終わりはない 第2章人はこうして生き延びる 第3章 働き方改革、かくあるべし
    第4章 「Do your best everyday!」日々後悔なし 第5章「清・正・美」―若い世代の諸君へ第6章 「心」に夢を‼️『人生の集大成』に向けた時期が始まるからこそ、日々ベストを尽くして生きる必要があるのだ。常に全力で目の前の物事に取り組めば、何歳からでも「伸びしろ」はあるし、後悔などしない――。豊富な人生経験をもとに定年後の幸せから、老後の理想、若い世代との向き合い方まで、縦横無尽に記した人生後半戦の指南書:613

  • 前回の本で味をしめて次の本出したが内容が伴っていないというパターン。

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著者プロフィール

丹羽宇一郎(にわういちろう)
公益社団法人日本中国友好協会会長。一九三九年愛知県生まれ。元・中華人民共和国駐箚特命全権大使。名古屋大学法学部卒業後、伊藤忠商事(株)に入社。九八年に社長に就任すると、翌九九年には約四〇〇〇億円の不良資産を一括処理しながらも、二〇〇一年三月期決算で同社の史上最高益を計上し、世間を瞠目させた。〇四年会長就任。内閣府経済財政諮問会議議員、地方分権改革推進委員会委員長、日本郵政取締役、国際連合世界食糧計画(WFP)協会会長などを歴任ののち、一〇年に民間出身では初の駐中国大使に就任。現在、一般社団法人グローバルビジネス学会名誉会長、伊藤忠商事名誉理事。

「2023年 『仕事がなくなる!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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