教育格差の経済学: 何が子どもの将来を決めるのか (NHK出版新書 631)

著者 :
  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140886311

作品紹介・あらすじ

いったい何が教育格差を生み出しているのか。親の所得の影響、保育園と幼稚園の差、遺伝と環境の関係、塾や習い事の効果などを、格差研究の第一人者がコストとリターンの観点から徹底分析。特に0歳から小・中学校期を中心に、子どもの将来を決める決定的要素を、豊富なデータとともに読み解く。公教育で格差を乗り越える方法や、格差社会・学歴社会の未来についても考察した決定版!

感想・レビュー・書評

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  • 日本では「教育費は自己負担であるべき」。
    これが機会の平等を損なう原因なのは納得。

  • 372.107||Ta

  • 公立の学校がもっとしっかりしてくれると助かるんだけどな。

  • ・親の年収の高低で子どもの大学進学率が変わる。
    ・数学の能力は遺伝で決まる可能性が高い。
    ・教育環境で、ある程度非認知能力のデコとボコを調整できる。
    ・「一斉保育」く「自由保育」(語彙数が多い)
    ・語彙数は全ての根っこ
    ・「強制型」く「共有型」(高所得者に多い)

    教育格差については松岡氏の著書を読んだ方がより詳しい。
    豊富なデーターは参考になるが真新しいものはなかった。
    考察は独断的であり、根拠が希薄。
    →秋田など、全国学テの高得点は、過去問対策にあることをわかっていない。さらに悉皆型になった全国学テは毎年違う内容なので、厳密に言えば、きちんと分析できるものではない。
    名門大学進学の是非が人生の幸福を左右するといった作者の人生観を強く感じた。(私は部分的には賛成)

  • ■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
    【書籍】
    https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001190609

  • 配置場所:2F新書書架
    請求記号:372.1||Ta 13
    資料ID:C0040537

  • 開発目標4:質の高い教育をみんなに
    摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50206737

  • 2021.2.27 とてもわかりやすかった。親の経済格差が要因となって発生する教育格差をどう是正するか?知恵とクリエイティビティが必要だなぁとつくづく思う。

  • 東2法経図・6F開架:371.3A/Ta13k//K

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著者プロフィール

京都女子大学客員教授,京都大学名誉教授
1943年兵庫県生まれ。
小樽商科大学,大阪大学大学院を経て,ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。京都大学教授,同志社大学教授を歴任。元日本経済学会会長。
専門は経済学,特に労働経済学。フランス,アメリカ,イギリス,ドイツで研究職・教育職に従事するとともに,日本銀行,経済産業省などで客員研究員を経験。
和文,英文,仏文の著書・論文が多数ある。
〔主要近著〕
『日本の構造:50の統計データで読む国のかたち』(講談社,2021年)
『教育格差の経済学:何が子どもの将来を決めるのか』(NHK出版,2020年)
『“フランスかぶれ”ニッポン』(藤原書店,2019年)
『日本の経済学史』(法律文化社,2019年)
『21世紀日本の格差』(岩波書店,2016年)
『フランス産エリートはなぜ凄いのか』(中央公論新社,2015年)

「2021年 『フランス経済学史教養講義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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