パリ警視庁迷宮捜査班 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

  • 早川書房
3.63
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本棚登録 : 268
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150019433

感想・レビュー・書評

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  • フランス版SROシリーズと言う感じのミステリー。パリの街中も堪能できるし軽いけど確かな読み応えを感じた。兎に角続編が待たれてやまない。

  • 途中から、事件の謎に向かって一気読み。

  • キャラクターは抜群でワタシのお気に入りはもちろんエヴァ・ロジエール。ロジエールが警部で売れっ子小説家なのをもう少しいかして欲しい。あと、パリのことが分からないので地図つけて欲しい。ちょっとあざとい登場人物紹介に☆は3。でも一気読みするくらいにはポップで面白かった!

  • キャラ立ちは一級品。気軽に読むにはありかな。

  • おしゃれじゃないパリを感じられる。最初はつらいが、だんだんキャラが頭に入ってくるのでドラマで見たい。道路清掃車の別名がフランスらしい。。フランスの地方やパリ郊外もでてきて知っているところだとイメージが浮かびやすい。

  • フランスのミステリーも北欧に負けていません。

  • 本格ミステリーもいいけど、エンタメミステリーを読みたい気分のときもある。また面白いシリーズものに手をだしてしまった。これも好み。アタリ。

    警察庁で厄介者扱いされた刑事たちを集めた特別捜査班。やることもないので、未解決の迷宮入り事件にのぞむ。
    リーダーのカペスタンの肝のすわりかたはかっこいいし、何といってもコメディエンヌ担当ともいうべき、売れっ子警察小説家のロジエールがキュート。空気を読まず、ボロボロのオフィスに次々と持ち込む高級な品々に笑う。
    組んだ相手が次々と事故にあうので死神と恐れられている男も、パートナーの死を悼み続ける男もフランスっぽくてよい。

    コメディのようにおもしろおかしく進むなかで、伏線が回収されはじめ、思わず前のページに戻って読み直す。そういうことかー。
    力を抜いて楽しめるミステリー。続編も楽しみ。

  • フランスの作家ソフィー・エナフの長篇ミステリ作品『パリ警視庁迷宮捜査班(原題:Poulets grilles)』を読みました。
    ジャン=ジャック・フィシュテルに続き、フランスの作家の作品です。

    -----story-------------
    フランスの『特捜部Q』!  スリリングで愉快な警察小説、開幕
    フランスで15万部突破! 「コスモポリタン」名物ライターがおくる、スリルと笑い満載の傑作!

    喧嘩っ早い性格がたたって停職処分を食らった警視正、アンヌ・カペスタン。
    復帰後の仕事として、新しく結成される未解決事件捜査班を率いることを命じられる。
    ところが、集まったのは、大酒飲み、ギャンブル好き、スピード狂、作家活動が本業と化している片手間警部、組んだ相手が次々不幸な目に遭う通称「死神」などなど、くせの強いメンバーばかり。
    カペスタンは20年前に起きたフェリー船員殺人事件と、8年前の強盗殺人に目をつけ、捜査を始めるが……。
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    2015年(平成27年)に刊行され、アルセーヌ・ルパン賞やポラール・アン・セリー賞等、複数の文学賞を受賞したパリ警視庁迷宮捜査班シリーズの第1作です、、、

    小口と天・地が黄色に染めてある、懐かしく、心ときめく装丁のハヤカワポケミス(ハヤカワ・ミステリ、HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOK)版で読みました。

    6カ月の停職から復帰したパリ警視庁警視正のアンヌ・カペスタンは、新結成された特別捜査班を率いることを命じられる… しかし、あてがわれたオフィスは古いビルの一角、、、

    集められたメンバーは、売れっ子警察小説家(兼警部)、大酒飲み、組んだ相手が次々事故に遭う不運の持ち主など、警視庁の落ちこぼれ、厄介者、曲者ばかり… アンヌは一癖も二癖もあるメンバとともに、20年前と8年前に起きたふたつの未解決殺人事件の捜査を始めるが、落ちこぼれ刑事たちの仕事ぶりはいかに……。

    「フランスの『特捜部Q』」と評されるコミカル・サスペンス、開幕!

    パリ警視庁の厄介者、はみ出し者たちが集められた特別捜査班… セーヌ川中州シテ島の司法警察局ではなく、古びたアパルトマンの最上階に押し込められた一癖も二癖もあるメンバが、班長のアンヌ・カペスタン警視正のもとで過去の未解決事件を捜査、解決するストーリー、、、

    使い物にならぬような警察官たちが、難事件を解決して組織の鼻を明かしてみせるという構造は『特捜部Q』に通じる設定ですが… 登場人物が多いし、コミカルな雰囲気が漂っているので、『特捜部Q』とは、ちょっと違う印象でしたね。

    アンヌ等は段ボール箱の中の押し込まれた複数の迷宮入りの事件から選んだ、1993年の船員銃殺事件と2005年の老女絞殺事件の2つの殺人事件の捜査を始める… 2つの殺人事件は、いずれも1991年にマイアミとキーウエスト島を結ぶフェリーがメキシコ湾で難波して43人が死亡(うち16人がフランス人)した事件に関連していた、、、

    ここで物語の中で断片的に描かれていたキーウエスト島での、ある人物の旅行中のエピソードと事件との繋がりが徐々に判明し、一気に真相解明に… ここの展開が巧かったですねー 旅行中のある人物が、あの人物だったとは! バラバラの断片が、ひとつのカタチになる展開が愉しめました。

    面白かったです… 続篇も出ているようなので、ぜひ、読んでみたいですね。

  • 一度挫折して、再チャレンジした本。
    フランス版特捜部Q。残酷描写は少なめ。
    登場人物が多いが、一人一人のキャラが立っている。キャラクターに慣れるのに時間がかかったが、中盤くらいから掛け合いが面白くなってきた。
    食事シーンと同じくらい、会話のシーンが面白い。
    脳内に映像が浮かんでくる……

    終わるころには、終わっちゃうのが寂しくて、またこのメンバーで他の事件についての話を読みたいなと思った。

  • 問題児ばかりを集めた新しい捜査チームで、テンポ良く様々な事件が解決される。物語が煩雑な印象だが、軽く読め、読後感も良い。

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