ミクロの決死圏 (ハヤカワ文庫 SF 23)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150100230

感想・レビュー・書評

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  • 1966年、ハリー・クライナー脚本デヴィット・ダンカン脚色、リチャードフライシャー監督によるSF映画をSF作家のアイザック・アシモフがノベライズしたのが本書。
    体内に縮小された潜水艇によって患者の体内に潜入して手術不可能な病巣を体内で直接治療するといった斬新な発想とSFプロット、暗躍する暗殺者のスパイアクション仕立ての導入部から潜航艇内で何者かによる妨害工作が続き、チーム内に敵のスパイがいるのではないかと互いに疑心暗鬼になる密室劇的要素や次々と起こる不測の事態の克服といったサスペンス要素を盛り込んだストーリーはSF作品に新たなジャンルを築いた名作。
    人や機材を縮小させることは無理でも、 医療ロボットを体内に入れて治療する「ナノ医療」が実際に研究され、実用化されている現在。昔読んだSFのスチュエーションが現実になリつつあると不思議な気がしさえする。

  • 映画の脚本をアシモフさんが1966年に小説化「わたしは既製のあらすじをなるべく忠実になぞり、どうしても納得できない科学的な矛盾点をいくつか手直しするにとどめた@ミクロの決死圏2の著者前書き」
    ちなみに決死圏2は、同じテーマでアシモフさんが思う存分自由に書いたとのこと。
    人体縮小の描写もさることながら、人体の組織について微に入り細に入りとても見てきたかのように鮮やか。体って頼もしいなあと、励ましてくれている気になった(^^)

    ■目次
    1~8潜入まで
    9以下、動脈、心臓、毛細血管、肺臓、肋膜、リンパ管、耳、大脳、血腫、目、解説

  • ミクロの決死圏 Fantastic Voyage
    監督 リチャード・フライシャー
    脚本 ハリー・クライナー デヴィッド・ダンカン(英語版)(脚色)
    原案 オットー・クレメント ジェローム・ビクスビー(英語版)
    製作 ソウル・デイヴィッド
    出演者 スティーヴン・ボイド、ラクエル・ウェルチ
    音楽 レナード・ローゼンマン
    撮影 アーネスト・ラズロ
    編集 ウィリアム・B・マーフィー
    製作会社 20世紀フォックス
    公開 アメリカ合衆国;1966年8月24日、日本;1966年9月23日
    制作費;1,260万ドル(35億円)

    ノベラゼーションがアシモフ

  • 2018.10.1(月)¥100(-15%引き)+税。
    2018.10.8(月)。

  •  
    ── アシモフ/高橋 泰邦・訳《ミクロの決死圏 197404‥ ハヤカワ文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4150100233
     
    ── 《ミクロの決死圏 19660824 America 19660923 Japan》
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/20070402
     SF入門 ~ How to Science Fiction ~
     
    ── アシモフ/伊藤 哲・訳《わたしはロボット 19760423 創元SF文庫》短編集
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4488604064
    …… ロボット三原則「人間への安全性、命令への服従、自己防衛」
     
    ── 星 新一・編訳《アシモフの雑学コレクション 198607‥ 新潮文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4102186042
     
     Asimov, Isaac 19200102 Russia America 19920406 72 /SF作家/生化学
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/20080319
     Early morning ~ 朝は暗く、ハルを待たず ~
     
    (20170925)
     

  • 小さい頃にテレビで映画版を見た気がしてたけど、思ったよりシリアスで。もしや『ミクロキッズ』と勘違いしてたかな?一難去ってまた一難、面白かった。

  • 映画ではあやふやになっていたエンディングがきちんと辻褄が合うように書き足されていました。

  • 映画は原作に忠実である
    表紙   7点映画のショット
    展開   6点1966年著作
    文章   6点
    内容 700点
    合計 719点 

  • ・60分の縮小 → 大脳の血腫へ
    ・グラント、コーラ、デュバル
    ・マイクルズの裏切り → 目から脱出

  • 映画はみてない

    体内に入るまでが長い!

    意外とミステリ要素が強い。が、興味なかったので、ミステリ部分は流し読み

    科学的考証はさすがアシモフ

    映画で観ると、緊迫感があっていいのかも。やはり、字面だけで後何分って書かれてもイマイチ

    結局、縮小はどうやったんだ?

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著者プロフィール

Isaac Asimov (1920―1992 )。アメリカの作家、生化学者。著書に『われはロボット』『ファウンデーション』『黒後家蜘蛛の会』等のSF,ミステリーのほか、『化学の歴史』『宇宙の測り方』等の科学啓蒙書やエッセイが多数ある。

「2014年 『生物学の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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