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- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150102876
感想・レビュー・書評
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蛮族の戦士だったゾンガーも今や哲学者と見紛うごとき
深い思慮を得ている。死の世界を流浪し銀河を飛び出し
時空を超越して、とうとう神々と謁見するに至る。これ
でもかと言うほどの大言壮語だ(笑)。その是非はともかく
として、とにかく突き抜けた一冊だった。そのゾンガー
の異界流浪譚だけではなく、その息子と彼を助けようと
する若戦士の話も同時に進めるあたりは実に上手いの
ではないだろうか。
今さらではあるが、呆れて放り出すか、気に入って惚れ
込むか、二つに一つのシリーズだと思う。私はもちろん
後者です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あまりに大口をたたきすぎ、神は余分だ
表紙 6点武部 本一郎
展開 5点19687年著作
文章 4点
内容 570点
合計 585点 -
かなり哲学的な要素が強い作品ですね。
爽快感に関しては終盤以外に期待しては
いけないことを付け加えておきます。
物語としては
さすがのゾンガーにもついぞ最悪の試練を
越えなければいけないときが訪れます。
それは「死」という空間に行かざるを得ないとき。
彼は試練を乗り越えていくのです。
死というものを越えるために。
あまり今回は人物描写は
されていません。
2視点のみですしね。
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