- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150106270
感想・レビュー・書評
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間隔わずか80kmで公転する二重惑星。この特殊な環境での気象現象が物語の重要な要素になってますが、読んでもうまくイメージできませんでしたが、最後に解説の章があって助かりました。
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ロシュワールド (ハヤカワ文庫 SF (627))
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レーザー推進で宇宙船を減速する方法を考え出して、片道とはいえ他の恒星系への旅行が可能なことを示したところは、なるほどハードSFだと感心したが、物語自体は、「竜の卵」と同様かそれ以上におとぎ話だ。巻末の謝辞に名前が挙がっているカール・リチャード・ファインマンは、あのファインマン先生の御子息かな。解説は大野万紀。山高昭訳。昭和六十年八月三十一日発行。定価560円。
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設定の考証に圧倒され、しかも面白い
表紙 5点デ-リィ
展開 8点1984年著作
文章 7点
内容 700点
合計 720点 -
「竜の卵」がとても印象的だった著者の作品として私が久しぶりに読んだのが本作。その続編「スタークエイク」とともに、読みたかった本の一つに挙げていた作品だ。それだけに大期待!
片道切符となる異星への調査隊。女性司令官を中心とするオープニングのメンバー集めシーンからワクワクする。ここって映画にしたらいいだろうな。しかし、わずか500ページでこれだけのメンバーを描ききることができるのか?
感動した。「え?これで終わり」ってなエンディングだが、その後の解説がすばらしい。最初に出さないところが博士らしいな。
奇跡的な物理法則に支配されるロシュワールド。そこでの異星人とのファースト・コンタクト。なによりも自明の片道切符の調査隊の明るい雰囲気。続編があってもおかしくないストーリーだ。
地球に報告が届くまで6年(だったと思う)。ラストはその報告で終わる。科学者冥利に尽きるラストだな。家族を捨てて宇宙に出れるかと聞かれれば、今はノーだろう。でも、チャンスがあればきっとイエスだろうな。 -
途方にくれるほど内容を覚えていない。
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異星生物とその世界の物語。冗談好きのバーミリオンがかっこいいです。(笑)その生体はくじらやイルカに似ており、しかしその思考は人間をはるかに超える哲学と数学超天才である。更に人間を遥かに超える寿命を使って、この世の現象を研究・証明するのが大好き。生まれたばかりの子供でも、数学の証明問題を出されると大喜び。何が楽しいのかここらへんはサッパリ(笑)