闇に待つ顔 (ハヤカワ文庫 SF 657 魔王子シリーズ 4)

  • 早川書房
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150106577

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  • 魔王子シリーズ4 どちらが悪党か分からなくなる
    表紙   4点萩尾 望都
    展開   4点1979年著作
    文章   5点
    内容 500点
    合計 513点

  • この巻は今までの中で盛り上がりに関しても
    非常によい本だと思いました。
    まあ、著者は基本地味な文の人だけれども。

    だんだんと復讐に打ち込む彼にも
    事が進んでいくにつれて迷いも出てくるのです。
    時に恋をした女性と添い遂げようか、
    と思うことも。

    でも、自らが帯びた修羅ゆえに
    それをあきらめるんですよね。
    決定的な別離のときがとても、とても切ないです。

    最後は彼のお得意の
    細やかな作戦でしとめます。
    最後の相手は…?

  • カース・ガーセンの復讐譚も4冊目.ダー・サイ人やメセル人といった奇妙な異星人の習慣やゲームに旅行をしているような気分になってくる.今回の復讐の相手は鞭使いのレンズ・ラルク.読んでるうちにガーセンよりも悪人のほうに感情移入していくから不思議.ラストのタイトルにひっかけたオチもお高くとまったメセル人に一泡食わせるやり方ですごくいい.

  • 魔王子シリーズの4巻。
    魔王子レンズ・ラルクを狩る。

    …あはははははっ。闇に待つ顔ってそんな顔かい!!

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著者プロフィール

1916年、サンフランシスコ生まれ。カルフォルニア大学バークレー校を卒業後、商船員の職につき航海中に小説を執筆、45年短篇「The World-Thinker」でデビュー。その後、世界中を旅しながら作品を発表、奇怪な世界と異様な文化を活写する唯一無比の作風で息の長い活動を続け、80冊以上の著作がある。主な作品に『終末期の赤い地球』(50)、『竜を駆る種族』(63、ヒューゴー賞受賞)など。ミステリ作家としても『檻の中の人間』(60)でエドガー賞処女長篇賞を受賞。84年には世界幻想文学大賞生涯功労賞、97年にはアメリカSF・ファンタジー協会が授与するグランド・マスター賞を受賞、殿堂入りを果たしている。

「2017年 『スペース・オペラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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