ヒューマン -人類- (ハヤカワ文庫 SF (1520))

  • 早川書房
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (537ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150115203

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  • 1月24日開始
    2月3日読了

     ネアンデルタール・パラドックスシリーズの第2弾。現生人類(クロマニヨン)ではなくネアンデルタールが進化した人類が支配する並行宇宙から量子コンピュータ実験の事故でこちらの宇宙にやってきた物理学者ポンター。第1作で無事元の世界に戻ったが、今度は大使をつれて人類の世界にやってきた。様々な交流が行われるが……

     相変わらずソウヤーの作品は読みやすくて好きだなあ。発想もぶっ飛んでるしね。人類が意識を獲得したきっかけが‘あれ'なんてどうやって思いつくんだろう?あと宗教意識を持った要因とかね。

     前作ではボンターの男配偶者アディットの裁判が主であまり言及されてなかった、あちらの世界の様子がこの作品では十分に描写されてる。あまりにも理想社会なのは、仕方ないかな。

     第1弾を読んだのは一昨年の12月、ロンドン行きの機内で。あっという間に読み終わってこの本持って行かなかったのを凄い後悔。思わずロンドンの本屋で原書のペーパーバック買ってしまったほど。もちろん読んでないけどね。で、帰国後未読の本探したけどどこに埋もれてるかわからず、ようやくつい最近発見。やはり未読本は買った順とか整理しないとダメだね。

  •  前作で元の世界に戻っていったネアンデルタール人・ポンターがメアリーとの愛を確かめるべく、戻ってきた。
     ポンターがメアリーをレイプした犯人を突き止め、犯人を…
     後半はモノローグのように話が進んでいく。
     

  • 分厚いハードSFだけれど、一気3巻まとめて一気読みしました。

  • ネアンデルタール・パララックス第2巻
    元の世界に帰ったポンター。
    彼は、もう一つの地球との交流は、有益だと議会を説得する。
    一方、メアリはネアンデルタールの第一人者として、ジョックにアメリカの研究所に招かれる。
    ポンターに再会したいと願うメアリだったが、
    はたして、再び門が開き、女性大使のトゥカナと共にポンターが帰ってきた。
    二つの世界の交流が始まり、今度はメアリがポンターの世界に訪れることに……
    相変わらずさくさくと読めてしまう。
    ポンターが、向こうの世界の精神科医と話しているシーンから物語は始まる。
    はたして、彼は何をしたのか?
    門が繋がったことを縦軸に、
    メアリとポンターの恋愛
    レイプ犯探し
    地球の磁場の逆転現象
    メアリの目を通して、ネアンデルタールの社会を描写
    を横軸にして物語が進んでいく。
    地球の磁場が逆転したとき、はたして、何が起きるのか?
    ジョックの真の狙いは?
    というのは、次の最終巻に持ち越し。
    大災害が起きそうな、そんな風呂敷を拡げても、
    ソウヤーのことだから、器用にまとまるんだろうなぁ、とハラハラ感がない(笑)
    面白いんだけどね。
    最終的な評価は最終巻を読んでから。

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