- Amazon.co.jp ・本 (438ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150115531
感想・レビュー・書評
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SF。ナノテク。
近未来の中国を舞台に、初等読本(プリマー)を巡る物語。
少女ネルの成長を描いた冒険小説のような感覚で読んだ。
全体的な印象としては、とにかく頭に入らなかった。
頻繁に視点が変わり、ネル視点の章は好きだが、ハックワース視点の章がかなり苦手。
興味深い内容としては、プリマーによる教育があると思う。
プリマーをスマホやパソコンに置き換え、学校教育を受けずに通信教育だけで育った子供は、どういう大人になるのか?
各個人に、専用の学習プログラムを実施したら、長い年月で見て社会にどういう影響を与えるのか?
といった妄想をした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
独特の世界観の中、ちょっとわかったかな?と思った頃に物語が終わっていた。とかく系統だったものを求めたくなるが、こうした本を読むと、ありのままに受け止めることも必要だと実感した。物語の後の訳者解説を読み、「こういうストーリーだったのか!」と答え合わせをしている気分になった。
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ヒューゴー賞の割に読みにくい
表紙 4点瀬戸 羽方 日暮 雅通訳
展開 5点1995年著作
文章 5点
内容 635点
合計 649点 -
ほんと、ストーリーよりも世界観と設定と描写を楽しむ小説だなー。発想の万華鏡みたい。