エルフの血脈 (魔法剣士ゲラルト)

  • 早川書房
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150205140

感想・レビュー・書評

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  • 南国ニルフガルド帝国の侵攻を受け、シントラ国は多大な被害を被る。シントラ国女王の孫娘シリは、魔法剣士ゲラルトと出逢い正体を隠しながら魔法剣士となるべく訓練を続けていた。しかしシリを狙う動きが各地でうごめき始めるのだった。

    ゲームの原作としても知られているらしいのですが、ポーランド人作家によるハイ・ファンタジーということに興味を持ち読みました。長編第1作なのですが、この前に短篇集が出ていたようです。(日本ではこれが第1作となる)そのため冒頭にこれまでのゲラルトの冒険のあらすじが挿入されていますが、世界観やキャラクターに関しては既知のものとして書かれています。多少「???」な部分も出てきますが、それもまたこの異世界のバックボーンとして深みと厚みを与えるものとして読むことができます。
    異世界ものの中には主要人物の周辺にしか世界を感じないものもありますが、ここでは広大な世界の一角で人物たちが生きているということを強く感じさせます。そのため人物の一挙一動が生き生きと感じられ、バラバラになった断片を見せられているだけでも面白いのです。各国の主導者の会議シーンなど全く地理や歴史がわからないのに面白いのです。
    しかも読み進めていく中で先にばらまかれていたパーツ同士がピタリと組み合わさることもあり、なるほどあれはこのことだったのかと膝を打つ面白さもあるのですね。

    とは言え、今回は顔合わせのみ。さあ物語が始まるぞということで幕引き。これまた続きを読みたい作品が増えました。

  • 図書館で。
    なんだか知らないけど魔法剣士のゲラルトさん?モテモテ過ぎませんか?(笑)箇条書きにされた彼の冒険譚を一巻に持ってきた方が良かったのではないだろうか。
    出てくる登場人物(女性)が皆目がハートな感じでちょっと引いてしまいました…
    そしてこの巻ではそこまでの活躍は無いのよねぇ…
    魔法と言うよりは食中毒とか逃亡しようとして家畜小屋に落ちるとか…なんかスゴイ土臭い(と言うと少し綺麗な言い方ですが…)ファンタジーだなぁと思いました。
    まあ…続きは…それほど気にはならないので…まあいいかなぁ。

  • 長編シリーズの序章部分のみという内容。
    食い足りなかった。

    はやく続編出してくれ。

  • ゲームやっていると、とても感慨深いものがあるが、小説単体だと前後の物語が訳されてないのでイマイチかも。ウィッチャー3をやった人はお勧め。

  • 文章というか、背景説明や情景描写のための台詞回しが酷いことになっている。修行中の部分は特にひどい。登場人物や世界設定の「現代人っぽさ」も気になる。場面転換が頻繁で、今ひとつのめり込めなかった。

  • 初めて自分で興味を示して小説を買った時の一冊。
    続編の翻訳はまだですかね・・・

  • シーンがサクサク切り替わる感じ、ファンタジーでお馴染みの種族、魔法の設定、まさにTRPGという感じでTRPG好きの自分にとっては大ヒットだった。

    次も絶対買います。早川さん次巻お願いします!

  • ゲーム「witcher2」の予習の為に読んだ。世界観、人物紹介で終わりという印象だけど、割と楽しく読めた。ポーランドの作品で、英語圏でもまだ全巻翻訳されていないとか。日本語で全て読める日は多分来ないであろう作品なので、ゲーム絡みで興味を持ったんじゃなければ、まず手に取らない方が良い作品。ゲームは小説完結後の話なので、プレイしてみてなんとなく小説の結末が分かってしまったけど、それでもいつか続きを読んでみたいなぁ

  • はじまったばかり。
    なのでなんとも。

  • 事前情報ゼロで手に取った一冊。
    舞台はエルフやドワーフが出てくる定番のハイ・ファンタジーな世界で
    キャラや設定もそれほど癖がないのでそこそこ読みやすい感じでした。

    面白くなりそうな要素はチラホラと垣間見えるのだけれど
    盛り上がる前に1巻が終わってしまったのがやや残念です。
    今回は長編シリーズの1巻目なのでプロローグ的な扱いになるのは仕方ないかもしれませんが
    だからこそ次回以降へ引っ張っていくためにもうひと盛り上がり欲しかったかも。
    タイトルロールのはずのゲラルトの存在感がこうも薄くていいのかと(^^;

    シリの今後にちょっと期待。

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