クシエルの啓示〈1〉流浪の王子 (ハヤカワ文庫FT)

  • 早川書房
4.19
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本棚登録 : 108
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (474ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150205164

作品紹介・あらすじ

フェードルが二度にわたり国家転覆の陰謀を防いでから、はや十年。女伯爵として栄える彼女だが、旧友ヒアシンスを救えずにいることだけが心残りだった。そして、かつて神託が告げた平和な十年間が過ぎた日、フェードルのもとに幽閉中のメリザンドから便りが届く。それは最愛の友とひとりの高貴な少年を救いだすための、想像をはるかに超えた長い旅のはじまりであった…絢爛たる歴史絵巻の掉尾を飾る第三部、いよいよ開幕。

感想・レビュー・書評

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  • 3部作の最後。やっぱりちょっと文章は擬古文とでもいうのか読みにくい感じではある。意図的なものらしいからしょうがないといえばしょうがないけど。どういう結末になるか楽しみ。

  • ついにヒアシンス救済のお話……っ! と喜び勇んではみたものの、相変わらずの前途多難。
    メリザンドの息子を探すため旅に出ます。
    いろんな人がいろんな思惑で動いて、またややこしい王宮のやりとりなどもあり、とっても生き生きと輝いています。
    ジョスランがすごく良い感じに明るく成長して、それと対照的なヒアシンス。2人とも大好きなので、2人を見ているととても切なくなりました。

  • 待っていた第三部刊行開始。
    一冊目は導入部分なので、まだ、物語の核心部分までは辿り着いておりません。
    その代わりと言っては何だが、ジョスランとのらぶいシーンが結構あって、私はとても楽しく読みました。状況的にはヒアシンスのことでらぶらぶしている場合ではないのでしょうが、十年の歳月が二人の絆をより深めたのがわかる感じで、何だかもうにやにやしてしまいました。
    ジョスランも少し大人になったのね……(笑)。

    そして、話はアフリカ大陸(と思われる場所)へ。エジプトとかその辺りの方面ですな。ファラオとか出て来てるし。
    とりあえず、まだ話は序盤なので、二巻以降の展開を楽しみに待ちます。

  • フェードルとジョスランの十年の安寧は終わり、ふたたび2人の長く辛い、痛みの伴う旅が始まる。三部作一暗いとされる啓示の一巻読み終わったよ〜。2巻も一緒に買わなかったのがすごく…悔やまれる…。それにしても、フェードルはこの世で一番憎む相手のメリザンドに対して一番欲情してしまうっていう業が、ほんと辛そうだしそしてジョスランも辛そうだよね…。クシエル様も酷すぎるけど神さまってだいたいそういうものだきっと。2巻買ってきます!

  • 今のところ平和なフェードルとジョスラン。でもきっとこれから波乱万丈になっていくのね。原作は現在8部まであるとか、やっと3部の幕開け。あ

  • 8月4日読了。

  • 前作から10年後、フェードルとメリザンドが再び合い交える。探りあいながら手を結び行方不明のメリザンドの息子を追いかけつつ、とらわれの最愛の友ヒヤシンスを探す手がかりを探すたびの話。
    時間がつないだフェードルとジョスランの絆は深くなり、メリザンドとの見えない糸は切れぬまま・・いろんな人々の絡みが相変わらず好き。
    フェードルの切れのある推理が今回も楽しみ。

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