- Amazon.co.jp ・マンガ (475ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150306397
感想・レビュー・書評
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不思議な力を持つ真言告の訓練をしている鷹野と青比古のもとに赤子が流れてくる。鷹野は彼女を透祜と名付け育てる。
ある日、見えない神を信奉する鷹野たちの村が見える神の襲撃を受け全滅する。見える神は邪神である威神と平和を愛する亞神に分かれ闘っていた。3人は亞神を信奉し律尊に率いられる集団に加わり、威神と闘うべく訓練を続ける。
真言告を覚えることで、不思議な力を発揮しはじめる透祜。透祜への鷹野の気持ちも、次第に保護者としてのそれから別のものへと変わっていく…
80年代後半からレディースものにも骨太の物語を紡ぐ本格派の漫画家たちが次々とデビューするが、本作はハードSFの要素を備えた大作(ハヤカワ文庫に収録されているのが、作品への評価を表していると思う)。超能力が出てきて宇宙空間へと意識が飛んでいくあたりは、やっぱりこの時代の気分を表している。どこかオウム真理教事件につながっていくように感じる、あの気分だ。長い作品なので、どう展開されていくのか楽しみだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館で三国志の棚の上で目にして気になって手に取りました。まだこのくらいの絵なら大丈夫。なかなかおもしろく、続きが楽しみです。
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何度目かの再読だけれど、いつ読んでも圧倒される世界。
13年かけて描きあげられたSF超古代ファンタジー大河ロマン。全部盛りです。
解説は谷甲州さん。 -
これも漫画新書から。そしてこちらもまた、舞台は古代日本寄りの世界。SF色が強く、あくまでオリジナルの物語だから、エンタメ性も高い。これから先の展開は分からんけど、少なくとも本一巻目では、主要登場人物もグッと絞られている印象で、散漫に感じられないのもグッド。
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久々に読んでみたいと思ったマンガでしたが
よかったです
自分の傾向とあっているのですぐに夢中になりました
全7巻 購入しているので楽しみです
アマゾンで中古でしたが状態も良くお手頃価格で大満足(^-^) -
全7巻
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子供の頃読んだ雑誌ぶーけに掲載されていました。
当時は絵が苦手でしたが、今見るととても綺麗ですね。
子供には分からなかった。
巫女の血を引くとーこを拾った鷹野と兄のような存在の青比古。
異なる神と対立し、その謎を解こうとするとても壮大なお話です。
1冊がとても分厚いので読み応え十分。 -
「(育児大変すぎて)いっそ川に流しちまおうかって何度も」
ちょっとまてー! -
1-7巻読了。
自然はけして調和されることはない
ゆらめきこそが自然だからだ
水は流れて水となり
風は吹いて風となる
そしてまた人はゆらいで人となる -
再読です。
こうやって、時間をおいてから読むと以前は理解できなかったことがよく見えてきます。
たとえば、この話がかなり細部まで作りこまれたうえでかかれたものだということは、もちろん以前も感じていたのだろうけど、こうして物語を知ったうえで読むと「ここまで考えられていたのか」というところがたくさんあります。
たとえば、鷹野の感じているトウコを威神に連れて行かれてしまう不安や、トウコの感じているもう一人の自分に対する不安などは、最初に読んだときは、1人の人間のなかにある二面性みたいなものを示すために出てきているのかなぁと思ったりしていました。
でも、実際に読み進めていくにつれて、実は、それが形をもったものであるということがわかっていきます。
また、桂の弟の話とかも、以前は、出てきたときにはすっかりその伏線を忘れていて(笑)、
「なんで、こいつが桂の弟なんだろう……」
とか思ってましたが、ちゃんと、こんなにも前にフリがあったのですね(笑)
以前は、ファンタジーとして読んでいたのですが、今回こうして改めて読んで見ると、これもまた「百億の昼と千億の夜」みたいな壮大なSFなんだなぁということがよくわかります。
すべてが、あのラストに向かって収束していくようすが、とってもよく見えます。