- Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150311810
作品紹介・あらすじ
渡仏した黒猫と、日本に残った付き人。二人がそれぞれに出会う“時を超えた恋”の物語
感想・レビュー・書評
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恋 時間 今
切ない、お互いを思う気持ちがありながら叶わなかった恋、過去、でも今も目の前に浮かぶその時のこと
芙蓉の花
この恋を芙蓉で結んだのがなんとも美しいと思う。
プロローグのもやもやはエピローグで鮮やかに回収されました。
2017.4.19詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
遠く離れた土地でリンクする謎が面白い。
そして離れていてもお互いに想い合っている二人の関係が素敵です。
素直に言葉や行動に出さないのに、どうしてもにじみ出る相手への思いが感じられます。 -
再読です。3月に新巻がでるというので。
黒猫シリーズのなかでも
なぜだかこれが雰囲気的に一番好き -
久しぶりにこのシリーズを読みました
黒猫の講堂での講義の時には背中がゾクゾクしてしまったのは私だけですかね(笑) -
とても良いものを読んだなと。二人の違う視点の中で重なる点や美的時間、植物の使い方など展開に良い意味で使われるガジェットとされていてすばらしい。ラストは今まで説明されてきたことを盛り込んで甘く仕上げている。文句なしですな。
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(内容)
黒猫の渡仏から半年後。付き人は博士論文に挑む日々のなかで、作家・綿谷埜枝の短篇に出会う。ポオ「アッシャー家の崩壊」の構造を持つその短篇を研究するには、消えた薔薇の謎を解く必要があった。一方、パリで研究を始めた黒猫は恩師の孫娘マチルドから、亡き父がよく聴いていた音楽家の音色が変わった原因を調べてほしいと頼まれる。ふたりは初めてべつべつに推理するが、そこには意外なつながりが…シリーズ第3弾。