天冥の標IX PART1──ヒトであるヒトとないヒトと (ハヤカワ文庫 JA オ 6-24)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 429
感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150312138

作品紹介・あらすじ

MMS人、恋人たち、カルミアン、ダダー、救世群――誰を討ち、何と結び、何処を救う

感想・レビュー・書評

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  •  ラストまでもう少しの第9巻。セレス(メニー・メニー・シープ)の行きつく先は? レビューと評価はPART2を読み終えてから。

  • 9巻でも新展開…10巻で終わるのかと心配になります。完結してから読んでるけど。。
    カドム・イサリとアクリラが合流。長かったな…。
    人間の身体に戻りたい救世群はなんとセレス自体を動かしてふたご座ミュー星付近まで持ってきていたことが判明したとんでもない巻だったけど、リリーたちミスン族は帰還できなかったのでまだまだこの辺のいざこざは続きそう。
    そりゃ300年かかるな…ドロテア・ワットをロケットみたいに使って宇宙空間を粛々と進んできたんだろ。メニー・メニー・シープは地下空間にあったから外が見えなくて、星自体が移動してても気付かないし。
    太陽系人類は生き残っているけど、救世群殲滅のために大艦隊でセレスを追いかけてきてる。また冥王斑パンデミック起こされたら困るそりゃ。。
    ノルルスカインとミスチフの代理戦争かと思いきや、大筋はこれなんだろうけどこれだけじゃ収まらない様相を呈してきました。

    やっぱり戦争は、どことどこが戦ってるときっぱり判定できないんだなとつくづく思います。巻き込まれたり参戦したり。

  • やっと全体が見えたと思ったら、またしても入れ子構造が明らかになった感じ
    比較的のんびりした展開が続いたのでそろそろ大きな展開があるかな

  • 前巻から引き続いて準惑星セレスでの物語。
    異星人カンミアや被展開体ダダーが登場すると、
    一気に引きの視点となり、
    今までの長い長い物語が重くのしかかり身体がわなわなする。
    早く続きを読みたい。

  • 一気に話が収斂してきた感じではある。
    それぞれの陣営が、それぞれの立場で戦ったり、協力したりしているが、それもつかの間、また混沌としていくのが目に見える様。

    さてさて、結末に向けてどの様に進んで行くのか?終盤に向かっているような気配もあるが、まだまだ見えてこない。
    この先のお楽しみ。

  • ずいぶん遠くまで来たものです。これまで様々な事実や因縁が明らかになってきましたが、今回さらなる驚きが。メニー・メニー・シープを取り巻く状況は予想をはるかに超えていました。そういうことだったのかという納得と驚きが心地よいです。
    混迷を極める状況に流されてきた主要な面子がやっと揃い何をするべきかが見えてくるのもよかった。皆それぞれ異なる立場や役割のもと、諦めず決断し行動していく姿に希望を感じる。
    さらなる広がりを物語はいったいどこに向かうのか楽しみでしょうがない。

  • ようやく話の全貌が見えて来たなと思って読んでたら、最後の最後で斜め上にすっ飛んで行った感じ。今回様々なヒトたちが出てきたけど、あまり絡んで来なかったMHD≒ミスチフ陣営がどう出てくるのかな。IX巻が何冊続くのかも楽しみだ。

  • 人類が到達した太陽系外の惑星の物語と思わせた
    第1巻から、はや6年とすこし。
    そこがどこであるのか、それまでの歴史も
    明かされたのがつい最近のように思えるが、
    まだまだ広がる世界と明らかにならない真実
    そして待ち受ける結末。
    もう少しだと思うけど、どうかこれまで懸命に
    29世紀まで、生きてきた全てのヒトたちが、
    全ての勢力が幸福で、その先、未来がある
    結末となりますように、と願いながらPart 2を待つ。

  • 2で

  • 全10巻全17冊

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著者プロフィール

’75年岐阜県生まれ。’96年、河出智紀名義『まずは一報ポプラパレスより』でデビュー。’04年『第六大陸』で、’14年『コロロギ岳から木星トロヤへ』で星雲賞日本長編部門、’06年「漂った男」で、’11年「アリスマ王の愛した魔物」で星雲賞日本短編部門、’20年『天冥の標』で日本SF大賞を受賞。最新作は『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2』。

「2022年 『ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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