ロイガーの復活 (ハヤカワ文庫 NV 140)

  • 早川書房
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150401405

感想・レビュー・書評

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  • 先日神保町でハヤカワNV文庫の『ロイガーの復活』初版を入手したので再読。

    当時は学生だったが、この一冊が自分のクトゥルー熱を上げた記憶がある。

    メタ小説であり上質なパスティーシュ。コリン・ウィルスンはマッケンが描いたウェールズ地方の淫靡な恐怖譚を上手くクトゥルー神話に取り込んでいる。

    訳者は団精二こと荒俣宏さん。薄い一冊なのによくぞ単独で出版された。

    コリン・ウィルスンは他に『賢者の石』を読んだことがある。また古書店で探してみたい。

    ロイガーがガタノトーアの別名?という設定でティガのラストエピソードを観て懐かしく思ったことさえ、もう懐かしい。

  •  「賢者の石」につながる作品。作中に登場する人類の秘密を別な面から描いている小品。このあたりを読んで、ラヴクラフトを読み始めたものだ。
     内容は「賢者の石」と同じものをベースとしており、そちらの理解に厚みを持たせるためにも読んだ方が良い、と。短いのですぐ読めます。

     「X機能」というウィルソンの考えを述べた文章も含まれており、その後「至高体験」という本を読むきっかけにもなりました。
     そちらも再読したくなってきました。

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