- Amazon.co.jp ・本 (558ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150409937
作品紹介・あらすじ
地質調査のため、大西洋の海底で掘削作業を行なっていたベンシック・マリン社。社長のバーグマンは作業の合間に、女性海洋地質学者スーザンと共に潜水艇で海底の視察に赴いた。だが海底火山の火口に入った時、潜水艇は制御不能となり急激に沈んでいった。やがて潜水艇は不思議な力を受けて上昇し、海面に浮上するが、乗組員の行く手には想像を絶する世界が待っていた!巨匠が奔放な想像力で新境地を拓く冒険サスペンス。
感想・レビュー・書評
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地質を調べるため、海底の休火山付近を掘削調査中、ダイバー2人と小型探査船が行方不明になる。海底に吸い込まれていくはずが、なぜか洞窟に出、そこには扉が。その中には、海底の文明、インターテラが存在した。インターテラの住民は暴力を好まないのだが…。
ロビン・クックの作品は、もうちょっとシリアスな印象かと思っていたが、参考文献のジュール・ヴェルヌの作品のようにのんびりしたSF作風である。
最初の緊迫した雰囲気が、インターテラ以降はゆるく進むが、インターテラ内での事故から、うまく緊張感を持続することになる。
しかし、全体にゆるすぎるきらいがあるとともに、外界の情報が一切書かれないという理由から、えらく古臭い作品のような印象が続いてしまう。
オチもショートショートのような、一発ネタと言う感じで、軽い作品として終わってしまった。ノスタルジックなファンタジーSFと言う作品である。そういうのが好きな人も少なくはないだろう。
ちょっと物足りない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
デキの悪い作品でした。再読はないと思われる。