暗殺者の飛躍〔上〕 (ハヤカワ文庫 NV)

  • 早川書房
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本棚登録 : 173
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150414160

作品紹介・あらすじ

中国人の天才ハッカーを追うグレイマン。だが行く手には香港とベトナムの犯罪組織、さらにロシア情報機関の戦闘員が立ち塞がる!

感想・レビュー・書評

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  • 暗殺者グレイマンシリーズ
    前回で一区切りつき、CIAで
    心機一転働くことになったグレイマンことジェントリー(前作から一年も経ってない)

    結局やってることは同じ様なことなんだけど、上巻ではあらゆる国の脅威となりうる中国人ハッカー奪還作戦が繰り広げられる。

    一人きりの戦いではなくなったものの、問題点が…調整係のスーザンとのやりとりはなかなかピリつき「24」のジャックとクロエみたいな険悪な感じ(初期の感じ、なので今後多少仲は改善されてくのだろうか…)

    追われる組織が減り、組織のバックアップもあって緊張感は減っているが、普通にアクションモノとして楽しめる。

    今まで追われる側のみ使用していた最新機器をグレイマンが使い始めているのが面白い。

    追記:ジェントリーが心機一転なのはわかるけど、読み終えた時に著者の写真が一新され、垢抜けた感じになっててにやけてしまった。おまえもかよ。下巻へ

  • あいかわらず暗殺しません(『暗殺者』とつくのは邦題だけですが)
    「特徴を消し周囲の人に紛れ込む」グレイマン能力もアジア人の中では役に立ちません。
    となれば、いつも以上にランボーです。

  • この武器の描写がどこまで正確なんだろうな。

  • 今まで単独で動いていたバイオレーターが支援を受け始めるが、支援無しでもハイテク装置によって一人で出来る様になると幅が広がる。面白い。

  • 時系列的には、そのまま連続した話になっています。

    CIAによるSOS(見つけ次第抹殺)指令が、“非公式に”解除されたジェントリー。加えて、CIAから仕事を受け、かつては、彼自身を追うために使われていた豊富な資源を活用できるようにもなりました。それで仕事が楽になったかと言うと、どうなんでしょうね?一部はそうですが、結局はジェントリー自身が仕事をしなければならないわけですから、あんまり変わっていないのかも?

    マシュー絡みの伏線が気になります。CIAに雇われたグレイマンって、なんか変ですもんね。

  • CIAにカムバックしたグレイマンの最初のミッション。
    中国のサイバー部隊の最重要メンバーが逃亡。

    中国、国益を考えてアメリカに移送させたいCIAだけでなくソ連も絡んできて三つ巴の闘いが繰り広げられる。

    たとえCIAのメンバーとはいえ、相変わらず孤軍奮闘のグレイマンの中国やベトナムギャング、そしてお互い正体がわからないソ連特殊部隊との闘いがテンポよく描かれる。

    良く練られたスピーディな話の展開に、緻密なアクション描写も加わって一気に上巻を読了。後半の展開を期待。

  • 米国に戻れたグレイマン(コートランド・ジェントリー)。今回は中国人民解放軍の中国人天才ハッカーの獲得合戦に参加する(ようだ)。中国とCIA、ロシアの部隊がハッカーを拉致しようと作戦を実行する。一匹狼のイメージが強いグレイマンだが、今回は(米国に戻れているので)CIAと連携しながらチームで作戦を遂行する。まあこれも上巻だけなのかもしれないが、ちょっとイメージが変わったグレイマンも魅力的である。ハッカーの目的などは謎のままなので、下巻での展開を期待しつつ次に進む。

  • 暗殺者グレイマンシリーズ。
    前作でCIAからの暗殺指令を秘密裏に解除されたジェントリーはCIAの資産として行動を始めるようになっていた。

    次の舞台は中国。
    中国屈指のハッカーが軍から逃亡し、国外へ向かったため、それを保護するというミッション。

    しかし、状況は複雑になり、現地のマフィア、中国共産党軍、そしてロシアの工作員も交えた戦いが始まった。

  • 新ステージに突入。グレイマンが攻めてる。

  • シリーズ6作目の本作が最高に面白い。
    年末に発行される「この●●がすごい」系のランキング誌で高評価は必至だ。

     今までは追われる側だったCIAの仕事を請け負い、香港に飛んだジェントリーは中国、ロシアの諜報機関と渡り合う大活躍。アクションはもちろん、ストーリーもミステリーとして充分の面白さ。主人公ジェントリーの弱さを共有できる女性の登場も、ハードボイルドを損なうことはない。とにかく、先を読み急がせるストーリーと、高い技量で繰り広げられるアクションのとりこだ。
     台風の2日間を本書で過ごそうと思っていたのに、1日を残して読み終えてしまった・・・。

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