災厄の町 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-12)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (401ページ)
  • / ISBN・EAN: 9787503756702

感想・レビュー・書評

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  • 1940年代の初頭
    アメリカ全土がまだ戦争景気に沸いていた時代
    田舎町ライツヴィルに逗留して
    一作をものそうとするエラリイ・クイーン氏の前に
    おあつらえ向きの?毒殺事件が展開する
    いつもなら、他人事としてクールにスマートに解決を図るエラリイだが
    いつしかライツヴィルの住民として馴染んでいる彼は
    ある苦味とともにその結末を見届けることになる
    それはただ恋のてんまつにとどまらない
    外部との接触が「災厄の町」ライツヴィルの本性を暴き出してしまった
    ということへのおそれも含まれているだろう

  • 著者の1942年発表の第15長編(バーナビー・ロス名義のものを除く。)です。国名シリーズからハリウッドものを経て、新たにスタートした架空の都市ライツヴィルを舞台にするシリーズの第1作となります。
    国名シリーズのようなロジック重視の謎解きを期待するとやや肩透かしかもしれませんが、登場人物がなぜそのような行動を取ったのかという、内面の描き方は格段にアップしており、読物としての充実度は国名シリーズに決して引けをとりません。
    もちろん謎解きとしても、後半ある一つの事実を知ったことをきっかけに、一気に解決に向かう所などはさすがだなと思いました。

  • なんかこう、論理的な推理にもしびれるのだけど、被害者や容疑者をめぐる人間ドラマに胸が熱くなる。とても文学的な一冊。
    にしても、「エラリー・スミス」って。。。

  • ライツヴィル物の一作目。いやぁ、国名シリーズの頃とはがらりとかわり、人間ドラマですなぁ。面白かった。

  • 最初に読んだエラリイ・クイーン。ライツヴィルものの一作目。思い出補正が大分強いけど、文句無しの名作だと思う。あと、別に自慢じゃないけど読んでて普通に犯人が分かった。

  • 後期クイーンということは知っていたが、『Xの悲劇』『Yの悲劇』を読んだあとではちょっと期待が大き過ぎた。

  • 1942年発表
    原題:Calamity Town

  • エラリイ・クイーン氏 1940年頃 ライツヴィル(架空)ニューイングランド

  • ライツヴィル編
    ライツヴィルで起きた毒殺事件。3年前消えた婚約者の帰還。婚約者の妹の登場。毒殺された妹の謎。

     2001年12月26日再読

     2009年7月15日再読

  • 架空の街ライツヴィルを舞台に起きた怪奇な事件。意外な結末が待っている。

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