- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150703622
感想・レビュー・書評
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舞台は1805年、皇帝ナポレオンが活躍しているフランス。イギリス人のスパイ、アランと彼の妻マドレーヌがフランス陣営内を騒がせる『喉切り隊長』事件の調査を依頼され……。
冒険活劇+ちょこっとミステリ、といった印象。各キャラクター達が一癖も二癖もあって、アクションシーンあり、ロマンスあり、波瀾万丈の展開にハラハラ・ワクワクです。
どちらかというと、活劇成分が多めなので、スパイ作品とかアクション映画とかが好きな人にオススメでしょうか。
アランと、彼を執拗に追い続けるシュナイダーとが、お互いぼろぼろになりながら降りしきる雨の中、剣を構えて馬で突撃しあうシーンは格好良すぎる。痺れました。 -
歴史ミステリです。
時代はナポレオンが皇帝の位についた年の翌年、トラファルガーの海戦があった1805年です。
実在の人物であるフーシェはブーローニュの陣地内で次々と兵士を襲って首を掻き切る「喉切り隊長」を7日のうちに引き渡せと皇帝から命令されます。
フーシェは犯人究明の為、逮捕したばかりのイギリスの若きスパイ、ヘッバーンに捜査を代行させます。
ヘッバーンも優秀なスパイですから一筋縄ではいかない人物です。
こうして物語はフーシェとヘッバーンの虚々実々の駆引きやヘッバーンの恋愛等を含めて展開していきます。
ミステリとしてもスパイ小説としても楽しめます。
犯人については意外すぎて何も言えません。
本書は歴史マニアのカーらしい作品だと思います。 -
2020/08/15読了
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犯人にずっこけた。ねーよ。でもそう言うところが好きだ。
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イギリス侵攻を目前としたナポレオン軍の陣内で起きる連続殺人。犯人は「喉切り隊長」と名乗る。
警察大臣フーシェは捕らえたイギリスのスパイ・アランに調査を命じる。
2009年1月25日初読