- Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150707033
感想・レビュー・書評
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読みやすいので、ディック・フランシスの作品を初めて読む方にオススメ。
主人公はオモチャの発明家で、ひっそり暮らしているがじつは大金持ち。
持ち馬を巡って、とんでもないトラブルに巻き込まれますが、周りの協力を得て解決に向かうのが軽快に描かれます。
ヒロインはイギリスを訪問していたアメリカ女性で、感じの良い人同士の心地よい恋愛模様が海を越えて展開します。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
時間があれば。
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ディックフランシスの本は、やはり主人公がカッコいい。
おもちゃの発明で資産家の主人公ですが、気取った所が無く、イギリス人的なユーモアが読んでて「うふふ」である。
個人的には友人で銀行家のチャーリーが好き。
最後、スコットが名誉挽回できてよかった。恋人のアリィも感じが良くて文句無しです。 -
いつもながら期待を裏切らない面白さ
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「競馬シリーズ」と一言で言っても、全作品にまたがる共通点は、競馬がテーマであることと主人公の性格くらいだろうか。あるいは、水準以上の作品揃いであることも共通点のひとつといってもいい。でも、共通点がそのくらいであるといいたいくらい、多様な物語が展開されている。
この作品は、なんとコンゲームである。敵の方は遠慮なく暴力を振るう連中であるが、主人公は頭脳の働きで勝負し、まるで詐欺師のような策略で見事に敵にいっぱいくわすのである。そのあたりの動きはなかなか痛快だし、愉快である。
主人公の職業がおもちゃ屋さんであるというのもいい。大金持ちだから描き方によっては嫌みになってしまう可能性もあったのだろうと思うけれど、ぎりぎりのところで踏みとどまっている感じがする。自分が成功者であることを本人が自覚していて、そのために受ける逆差別を皮肉な目で見つつも懸命に耐えている感じが伝わってくるからだろう。
恋愛がらみの話は、いつになく定石通り。一目惚れから始まってデートにこぎつけ、さらに発展していくあたりは、筆が沈着冷静なだけにかえってワクワクしている感じが伝わってくる。ただし、むしろこちらの部分に、ああこの人金持ちなのね、と読んでいて皮肉な気持ちになってしまうのは、たぶん僕が心の狭い人間だからだろう。
フランシス作品としてはまあまあ。読んでいておもしろいのは保証する。でも、息が詰まるようなサスペンスを期待するよりも、のんびりとした気持ちで楽しんだ方がいい本だと思う。 -
30p。傷あり
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14-3
今いち…
調教師の背信を暴こうと戦うスコットの目の前に現れた困難は…