- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150763558
感想・レビュー・書評
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今回は依頼人はおりません。
だって、キンジー自身が濡れ衣を着せられる、
という最悪の状態に
巻き込まれてしまうのだから…
そしてだんだんと明らかになる
ある会社の一家の内情。
途中調査の上で、キンジーの元夫が出てきて
誘惑に駆られそうになるキンジー。
最後はやはり、戦いです。
乱れた家族じゃなければこんなバカな
陰謀にやら巻き込まれないですんだのに。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最後がダイナミック。
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相変わらずおもしろい‼今回のキンジーはいきなりトラブルに巻き込まれます。保険金詐欺を共謀したとして会社を追い出されるのです。個人的には、最初からこういう展開って嫌いなんだけど、めげないキンジーがどう解決するかを読むのが楽しみでした。 それにしても元旦那がそんな美形だなんて…結構キンジーも綺麗な感じなのかな⁇髪もボサボサ、化粧っ気もないって記述があるのでどうかなって思ってましたがf^_^;次巻も多いに期待‼
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裏表紙より。
どういうことなの、これは?私は思わず声に出した。銀行口座にまるで覚えのない金が振り込まれていたのだ。保健会社からの依頼で、ある会社の倉庫火災の保健請求について調査を始めた矢先のことだった。誰かがこのわたしに保険金詐欺の濡れ衣を着せようとしているのか?身の潔白を証明するため、わたしは会社の経営者一族に調査の手をのばしていく。暑く孤独な季節に起きたキンジーの危機を描くシリーズ第5段。
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5冊目になると、キンジーに親近感バリバリ(笑。そう、謎解きより何より、キンジーが魅力的なのです(ワタシには。)高校時代に読んでいたときは、「ものすごく大人」な気がしていたキンジーですが、今では「10歳以上年下の女性」ですから(笑)、逆に彼女の孤独や、一人が好きだけど、寂しいと思う気持ち。とてもよくわかります。
この「E」はまったく覚えてませんでした(一度読んだことがあるはずなのに!)読み飛ばした本なのかな?・・・。なのに、途中で犯人が誰だか分りました(笑)。わかりやすかったです。 -
図書館で二冊、スー・グラフトンを借りてみた。正直、謎解きはそんなに難しくなくて、犯人は結構すぐわかってしまったのですが、孤独感やキンジーの強さ、そして弱さが痛かった・・・。しかし、晩御飯に、ピクルスのサンドイッチって、アメリカでもかなりな粗食よな???日本でいえばふりかけ御飯的なもんよね?っていう基本的なところでひっかかったり。あとね。翻訳がやっぱり気になる私。色名とか品名とか、そのまんまだと、かなりわかりにくいのに、カタカナに直しただけなのは、訳者の傲慢だと思うなあ。そこらあたりのさじ加減がむずかしくて、できるだけ、著者の意図したとおり訳したいのはわかるのだけど、日本語として通じないところはちゃんと訳そうよ・・・と思います。
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今回のキンジーは依頼人のためにではなく、自分のために調査をする。
おりしも季節はクリスマス。いつもの親しい面々はみなキンジーの傍を離れ、キンジーの孤独は嫌が応にも深まるばかり。
しかもそれを元旦那に漬け込まれ、キンジーはますます追い込まれていく。
今回はキンジーの内面がより深く描かれ、タフな女探偵もやはり人の子ということを思い知らされる。
謎解きに重きを置いていないので、犯人や動機等はおいといて、キンジーの足跡を丁寧に描く文章はとても読みやすくていい。
一気に読めてしまう。
このシリーズは安心して読めるなぁ。 -
どういうことなの、これは?わたしは思わず声に出した。銀行口座にまるで覚えのない金が振り込まれていたのだ。保険会社からの依頼で、ある会社の倉庫火災の保険金請求について調査を始めた矢先のことだった。その調査中に渡された封筒にまで、今はこれで満足してほしいとの意味ありげなメッセージが書きまこれていた。―誰かが、このわたしに保険金詐欺の濡れ衣を着せようとしている。身の潔白を証明するため、わたしは会社の経営者一族の中に調査の手をのばしてゆく…。暑く孤独な二週間に起ったキンジーの危機を異色な展開で描く第五作。