- Amazon.co.jp ・本 (419ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151300028
感想・レビュー・書評
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ポアロの元にフランスに住む富豪から助けを求める手紙が届きます。急いでフランスに行くポアロ&ヘイスティングズ。ところが時遅く富豪はすでに殺されていたのでした。
これは前にも読んだことがあって再読です。話はかなり忘れてましたが、ラストに近づくにつれそういえば…と思い出し、そして驚きの真相に!
ポアロさんのライバルが出てきたり、ヘイスティングズさんの恋模様があったり、喜劇的というか賑やかな感のある一冊です。 -
「アガサ・クリスティ」の長篇推理小説『ゴルフ場殺人事件(原題:The Murder on the Links)』を読みました。
『オリエント急行の殺人』に続き「アガサ・クリスティ」作品の「エルキュール・ポワロ」モノです。
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南米の富豪「ルノー」が滞在中のフランスで無惨に刺殺された。
事件発生前に「ルノー」からの手紙を受け取っていながら悲劇を防げなかった「ポアロ」は、プライドをかけて真相解明に挑む。
一方パリ警視庁からは名刑事「ジロー」が乗り込んできた。
たがいを意識し推理の火花を散らす二人だったが、事態は意外な方向に……
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本作品は1923年に発表された作品で、「エルキュール・ポワロ」シリーズとしては2作目にあたるそうです。
南米の富豪「ルノー」が滞在中のフランスで殺害された事件は、20年前にパリで発生した殺人事件と、目論見や犯行内容が類似していた… その背後には、活動している同一の頭脳が隠されていると「ポアロ」は推理する、、、
その推理は的確で、世間から身を潜めていた当時の関係者が、素性や名前を変えて登場。
■自分の存在を世の中から抹消してしまおうという目論見
■その目論見を知り、利用しようとする女
■恋人が事件に関わっていると誤解し、庇おうとして虚偽の証言をする男女
等が複雑に絡み合い、事件の背景が複雑化しており、ややわかり難い内容でしたが、、、
エンディングでは、それまでに張られた伏線が、「ポアロ」の解説でキレイにつながるので、すっきりしましたね。
以下、主な登場人物です。
「エルキュール・ポアロ」
私立探偵
「アーサー・ヘイスティングズ」
ポアロの友人、物語の語り手
「ポール・ルノー」
依頼人の富豪
「エロイーズ・ルノー」
ポールの妻
「ジャック・ルノー」
ポールの息子
「ガブリエル・ストーナー」
ポールの秘書
「ドーブルーユ夫人」
マルグリット荘主人
「マルト・ドーブルーユ」
ドーブルーユ夫人の娘
「シンデレラ」
アクロバット芸人
「リュシアン・ベー」
警察署長
「オート」
予審判事
「ジロー」
パリ警察刑事 -
2020/07/06
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ポアロシリーズ、10年ぶりくらいに再読。
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やっぱり、推理物はクリスティ。ポワロだね。
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会話が多くて読みやすい。