- Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151310089
感想・レビュー・書評
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最初いつ読んだのかネタバレ前に読めたのかも忘れたが再読。どんな風に匂わせるの?とか、いつポアロが気付いた事にするの?等クリスティーの書き方に注目。いかに緻密に計算して書いたか読者を驚かせたかったかが伝わる。有栖川有栖の解説も良い。
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言わずと知れたミステリの古典。でも読んだ事無かった。それに気付いて改めて読んでみた。1974年版の映画は…確か見たな。けっこう映画のままだった感じがした。
1934年に、新作として読んだ人達は度肝を抜かれたんだろうなぁ。羨ましい。
ミステリは、『ネタバレ』したら興味を失ってしまう人が多いだろうから、まだミステリ慣れしていない小中学生にこそ、こういう"古典"を先に読んでもらうのがいいんじゃないかな。『小中学生にお薦めの本◯◯冊』とかには、ミステリはあんまり見かけないから、かえって新鮮なんじゃないかな? -
もう有名すぎる名作。何も知らずに読めてよかったぁ。
豪華列車オリエント急行で起きた密室殺人。
国籍も身分も様々な乗客が容疑者だが、みな完璧なアリバイがあった。
そんな状況下で、名探偵ポアロはどのように謎を解いていくのか。
ずっと列車の中で場面は変わらないが全然飽きさせない。
ポアロの軽妙な語り口とは裏腹な鋭い推理力。
そして、まさかの事件の真相。
え~!そんなのありなの~?!っと思ったけど、読み返すと確かにたくさん伏線は張られていた。
さすがポアロ。いや、さすがクリスティか。
あぁ~おもしろかった!-
有名過ぎて、何度も映像化されて流れているこの作品を何も知らずに読めるって、すごいです。
ほんと、こんなトリックをかなり昔に先駆けとしてしっ...有名過ぎて、何度も映像化されて流れているこの作品を何も知らずに読めるって、すごいです。
ほんと、こんなトリックをかなり昔に先駆けとしてしっかり成立させる着想と勇気と技術に脱帽ですよね。2023/04/14 -
子どもの頃から"人が殺される話"を避けて生きてきたおかげでこの歳でこんな超有名な作品を楽しむことができました(笑)
何事においても最初に思い...子どもの頃から"人が殺される話"を避けて生きてきたおかげでこの歳でこんな超有名な作品を楽しむことができました(笑)
何事においても最初に思いついて形にする人たちってすごいです!2023/04/14
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映画が大好な作品です。ですので、結末は分かっていたのですが、それでもめちゃくちゃ楽しめました。
「こんな失礼なことを申しあげるのもなんですがーあなたの顔が気に入らないのです、ムッシュー・ラチェット」ポアロかっこいい!笑
殺人を正当化する訳ではなくとも、読者はポアロと同じ結論に至る人も多いんじゃないかな。私はこの結末が好きです。
でも名探偵コナンや、他の数々の日本の名探偵は、きっとこの結論にはならないだろうなと想像できます。粋と言ってしまっては駄目だと思いつつも、粋な終わり方だなと思わずにはいられません。原作も大好きな作品の一つになりました。 -
有名なタイトルに何だか知ってるつもりになっていたので、今回ちゃんと読んでみました。
大雪のために立ち往生した豪華国際列車。そのコンパートメントの一室で殺人事件が起きる……
事件を解決するには、ポアロの前で繰り広げられる乗客たちの証言のみです。場面転換がほとんどないのに、全く息苦しさや退屈さを感じることがありません。登場人物はたくさんいるけれど、国籍や身分、職業が様々なので頭のなかで描きやすかったです。まさに「国際」列車が舞台として相応しいものでした。
エレガントな列車の旅とミステリはとてもよく似合いますね。
絡まった糸がするするとほどけていくような、ポアロの推理ショーにはぐいぐい引き込まれました。
クリスティー作品は「知ってるつもり」になってるものばかりなので、これからはじっくり謎解きを楽しめる時間を作りたいと思います。 -
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111108さん、こんにちは(^-^)
Audibleだとナレーターさんが演じ分けをしてくれるので、登場人物の混乱は意外と紙の本より少ない...111108さん、こんにちは(^-^)
Audibleだとナレーターさんが演じ分けをしてくれるので、登場人物の混乱は意外と紙の本より少ない気がします。
ただ、人間関係が絡み合っている作品はやっぱり書き出しちゃった方がよく理解できますよね。書く作業も楽しいですしφ(・ω・ )
紙の本の時には栞がわりに使うというのは素敵ですね!
メモを後日見返す楽しみもすっごくわかります!
クリスティー作品、未読がたくさんあるんですが、作品紹介を読むだけで惹かれるものが多いんですよね。設定が本当に魅力的で、原点になるのも納得です。
111108さんは、クリスティー作品や関連本もたくさんレビューされていますよね!実はすごく刺激を受けてます(*^^*ゞ
先日のブックリストも参考にさせていただきます♡2023/04/09 -
ゆたこちさん、お返事ありがとうございます♪
そうか、audibleでは演じ分けされてるから「今のセリフは誰?」とならずに聴けるんですね。声...ゆたこちさん、お返事ありがとうございます♪
そうか、audibleでは演じ分けされてるから「今のセリフは誰?」とならずに聴けるんですね。声優さん達すごい!
とはいえ、そうクリスティー長編など誰が話してるのかは分かってもそれが何家の人なのかとか誰の子かとか関係性がぐちゃぐちゃになるんですよね。やっぱりメモ書き出し続けます。
ゆたこちさんに触発されホームズ読み直し始めましたが、逆に手に入れやすくて図書館でもまた今度でいいか、と後回しになりがちです(^^)
クリスティーはポアロシリーズ今年中に制覇できたらなぁと思ってます♪2023/04/09 -
111108さん、こんにちは(*^-^*)
声優さん、すごいですよね。人物によってほんの少しずつ声の調子が違うだけでも、かなり頭が整理され...111108さん、こんにちは(*^-^*)
声優さん、すごいですよね。人物によってほんの少しずつ声の調子が違うだけでも、かなり頭が整理されて聴きやすいんです。
海外ミステリー好きだけど耳読は難しいだろうなーと思ってたんですが、結構いけました笑
でも私もメモは続けます。
そう私もホームズ進んでなくて(^^ゞ
というか、最近興味や読みたいジャンルがあれこれ広がりすぎて、結局どれも進んでいないという状況に陥っています。
111108さんはポアロ制覇が見えてきてるんですね!かなり作品数ありますよね。すごいなあ。
私もあれこれボチボチ読み進めますー(о´∀`о)2023/04/10
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アガサ・クリスティーの代表作、『名探偵ポアロ』シリーズの本作を初めて読了。
海外古典らしく、作中を通してどこか気品のある雰囲気が漂っており、世界観に没入できた
イスタンブールからロンドンまでを走る豪華列車のオリエント急行。
ヴィンコヴツィとブロドの間で雪の吹き溜まりにはまってしまい、立ち往生する列車内で殺人事件が起きてしまう。
殺害されたのはアメリカの富豪サミュエル・ラチェット。
雪によって動かなくなってしまった列車内で容疑者となったのは、イスタンブールからカレー行き客車に乗っていた乗客12名+車掌1名の計13名。
身分や国籍、話せる言語すらまちまちのこの13名は、それぞれに確実なアリバイがあり、事件解決は難航を極める。
紳士的なポアロの口癖や仕草は、想像してみるとどこかチャーミング。それでいて灰色の脳細胞と自負するほどの圧巻の推理力。このギャップに打ちのめされた。
凄惨な事件が裏に隠された殺人事件でしたが、意外にも読了感は清々しく、ミステリーの女王の放つ不朽の名作に感嘆するばかり。近々、他ポアロシリーズも手に取ろうと思う。 -
むかしむかし、今はもう無くなってしまった国立市の小さな映画館で1974のオリエント急行殺人事件を観ました。雪の中の列車の風景やいい役者さんが多く出ていた印象がありますね。
さてそういうことなので、読む前に犯人は分かっていましたが、最後にポワロ達が第一の説を採用したところは忘れていたようです。よかった。
色々な人が訳されてる作品ですが、今回は山本やよいさん訳で読みやすいと思いました。