トム・ストッパード (I) (ハヤカワ演劇文庫)

  • 早川書房 (2010年1月22日発売)
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本 ・本 (624ページ) / ISBN・EAN: 9784151400261

感想・レビュー・書評

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  • ゲルツェンやアイザイア・バーリンの思想を元にしている。
    途中いくつか響く言葉がある。長いけれど、ストッパードの日本語訳されているものでは一番好き。

  • 2010年6月20日読了。時代背景や登場人物が多すぎてわかりにくいところもあったが、面白かった。舞台見てみたい。

  • 世の中を変えていくのはたったひとりではなく、たくさんの「誰か」たちで、たまたまその中の「誰か」が名前を残したり、しているだけで、それでいてそのいくらかの「誰か」たちもひと時は若く、迷い、じつはどこにもたどりつかないままにその人生を閉じていったりしていたのではないか、ということを、この本を読んで、考える。
    19世紀ロシアからはじまる、「革命」という言葉だけが耳に残る(そう、だからその他のことはよく知らない)時代の物語であるにもかかわらず入り込んで読めたのは、登場してくる「誰か」たち皆が(歴史上の人物としてではなく)人間としてそのままに泥臭いまま描かれていたからだ、とも考える。
    むちゃくちゃ心に響いたけれども、戯曲なので、その芝居を見ていないがゆえに星4つ、ということで。

  • 19世紀半ばの革命家たちの日々。
    ゲルツェンとバクーニンを中心に描かれる。

    若き日は哲学に刺激され、西欧を夢見て旅立ち、挫折し、次第に袂を分かってゆく仲間たち。
    なんというか、青春である。
    夢と理想と愛にひたむき、そういった言葉に尽きるのではなかろうか。

  • 2010.02.28 日本経済新聞で紹介されました。

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