- Amazon.co.jp ・本 (607ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151704109
作品紹介・あらすじ
ある馬主が死に、その右腕だった男に呼ばれた古書店主クリフ。馬主の20年前に死んだ妻が生涯をかけて集めた蔵書を鑑定し、彼女の死後何者かに盗まれた蔵書の一部の行方も突き止めてほしいと言う。だが、盗まれた本が市場に出回った形跡はなく…深まる謎を解こうとするクリフは競馬界と古書界を行き来しながら、本を愛した一人の女性の人生へと踏み込んでいく。古書薀蓄に加えて競馬への愛も詰まった人気シリーズの異色作。
感想・レビュー・書評
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ある馬主が死に、その右腕だった男に呼ばれた古書店主クリフ。馬主の20年前に死んだ妻が生涯をかけて集めた蔵書を鑑定し、彼女の死後何者かに盗まれた蔵書の一部の行方も突き止めてほしいと言う。だが、盗まれた本が市場に出回った形跡はなく…深まる謎を解こうとするクリフは競馬界と古書界を行き来しながら、本を愛した一人の女性の人生へと踏み込んでいく。古書薀蓄に加えて競馬への愛も詰まった人気シリーズの異色作。
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ある馬主が死に、その右腕だった男に呼ばれた古書店主クリフ。馬主の20年前に死んだ妻が生涯をかけて集めた蔵書を鑑定し、彼女の死後何者かに盗まれた蔵書の一部の行方も突き止めてほしいと言う。だが、盗まれた本が市場に出回った形跡はなく……深まる謎を解こうとするクリフは競馬界と古書界を行き来しながら、本を愛した一人の女性の人生へと踏み込んでいく。古書薀蓄に加えて競馬への愛も詰まった人気シリーズの異色作。
原題:The bookwoman's last fling
(2006年) -
資産家で馬主の主人が亡くなり遺言執行人からの依頼は故夫人の蔵書の行方を探す事だった。
調教師で馬主でもある老人”ハロルド”が亡くなった。遺産整理に当り資産の一つである盗難した児童古書を探す依頼が元警察官で古書店主の”クリフ”の元に舞い込んだ。
蔵書の中から盗まれた古書をリストアップする内に脈絡の無い盗み方とコレクションの本当の持ち主であるハロルドの故き夫人”キャンディス”の死因についても疑惑を感じて行く。
鉄鋼会社一族であり既に20年前に亡くなったキャンディスの莫大な資産を背景に馬狂の主人ハロルドとその道楽息子3人に容姿も性格共にキャンディス似の娘、友人である馬主達が取り巻く中でクリスが警官時代の直感を頼りにキャンディスの死因と古書を盗んだ犯人を追及する。
古書をめぐる物語だが重要な場面はほとんど競馬場内の厩舎での出来事であり専門的な用語も出て、本好きにはちょっとガッカリ感が漂う、またミステリーとしてもアクションも無く派手な殺人が次々に発生する訳でも有りませんが周りに様々な動機を抱えた家族・友人がいるが真犯人は以外な出現で驚かされます。装丁と題名に惹かれて買いましたがこんなミステリーも有りと思います。 -
ジェーンヴェイ・シリーズ
今回競馬界の事柄が細かくて
本の蘊蓄が少なかったのが 残念。
でも面白く読みました。
ただ主人公も本書で言ってるように
真犯人が中々登場せず 回り道が多かった。 -
2018.3 再読。やっぱり面白い。ここ10年新作がないのが残念。
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児童文学の書棚…!
今までで一番見てみたい書棚かも。読めないけど。
ちょっとときめきますねぇ。
あとはお馬さん。独特の二つの世界を行ったり来たり。 -
シリーズを重ねて出てくるキャラクターがちょいマンネリ化。
それよりも古本屋業務の描写がほとんどなかったのが残念。職業を疑似体験させてくれるのが大きな魅力だったのに。
まだまだシリーズは読んでみたいのだが… -
ジェーンウェイシリーズ。馬主の妻が残した蔵書の鑑定を依頼されるが謎は深まるばかり。古書・競馬への愛情。警察への復帰願望。恋人エリンとの微妙な心の距離も。
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お見事。シリーズも転換期かな、新作が出版されますように。
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競馬の世界の裏方を舞台にしているのが新鮮。