特捜部Q―アサドの祈り― 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫 HMエ 7-16)
- 早川書房 (2022年7月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151794667
感想・レビュー・書評
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文庫落ちにて再読。
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この『特捜部Q』シリーズは、どこかしらオカルトというか、猟奇的というか、そういう雰囲気を漂わせていた印象があるんですが、この作品においては、その印象は一掃されています。
この作品では、謎だったアサドの過去が明らかになるというのが大きなテーマ。なるほどね。そういう過去があるのならば、これまでのアサドの活躍も頷けます。
それともう一つ。欧州を悩ませている中東難民問題が、この作品でも描かれています。日本では、もう、あまり報道されることもなくなりましたが、中東難民問題はいま、どうなっているんですかね?
『特捜部Q』シリーズは、10作で予定されているそうで、本作品はそのうちの第8作目。残りはあと2作。どういうシリーズの完結になるのか・・・ -
上下巻一気読み。てか、こんなジェットコースターのような本をチンタラ読むことなんてできない。それにつけても面白かった。
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後半はもはやノンストップで、食いつきながら読んだ。
これからの彼らが一番気になる。 -
とうとう明かされたアサドの過去。ある程度は予測していたけれど、それを上回る余りにも壮絶な過去。そこまでじゃないと思ってたけど、まさか……。そんな過去を抱えながらラクダジョーク飛ばしてたのかと思うと、もう……。
特捜部Qチームずっと読んでいたいけど、あと2作か……早く9作目を読みたい!