万物を駆動する四つの法則: 科学の基本、熱力学を究める

  • 早川書房
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152090072

作品紹介・あらすじ

温度の本質とは。永久機関はなぜありえないのか。エントロピーとは何か…こんな疑問を扱う熱力学には、実はあらゆる変化の本質が凝縮されている。名作『ガリレオの指』『エントロピーと秩序』の名匠アトキンスが贈る、珠玉のポピュラー・サイエンス。

感想・レビュー・書評

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  • 最近、絶対零度よりも低い温度に到達した研究が話題になっているが、熱力学に詳しくない自分にはそれが何を意味しているのかまったくイメージできなかった。本書には最後に絶対零度が負になる意味について解説されており、今回のニュースを理解する上で役立つと思う。

  • 《目次》
    ・ はじめに
    ・1 第0法則 温度の概念
    ・2 第1法則 エネルギーの保存
    ・3 第2法則 エントロピーは増大する
    ・4 自由エネルギー どれだけ仕事に使えるか
    ・5 第3法則 ゼロには到達できない
    ・ 結び
    ・ さらに知りたい人のために
    ・ 訳者あとがき

  • むづかし

  • 第0法則 温度の概念,平衡という概念と温度,統計熱力学と温度。
      平衡を説明するのに圧力の例を出している。
     第一法則 エネルギーの保存
     第二法則 エントロピーは増大する。クラウジウス:熱力学:変化を説明,ボルツマン:統計力学:絶対量を説明。
      エンタルピー,ヘルムホルツエネルギー,ギブスエネルギー 
     第三法則:ゼロには到達できない
    参考文献:ガリレオの指,エントロピーと秩序,物理化学要論,物理化学, ランドル熱力学,化学系の統計力学入門
     訳:アトキンス物理化学,

  • さっぱりわからず挫折。
    比喩が比喩過ぎて意味不明。

  • アトキンスの切り口は面白くて、解りやすい。

    この人の物事を俯瞰する、他分野への造詣の深さは本当、すごいな。

  • 「アトキンスの化学」の人、店頭で見かけて手を出してみました。内容はわかりやすいと思いますが、熱力学と熱統計力学の両方の基礎知識がないと理解しにくいです。本書は教養授業の副読本として読むべきでしょう。

    数式を用いないで法則を説明するのは難しいのですが、第ゼロ法則と、第三法則のくだりは読みやすいです。あまり授業でも触れられない概念「負の温度」もやさしく説明してあるので、復習がてら、目を通してみるのも面白いです。

  • 難しい!学生時代にちゃんと物理勉強しとけばよかったと思う。

    熱力学は大学でエントロピー経済学を知ったときから興味があった。
    また、今の自分の仕事、蒸気タービンを売る仕事にも何かしら生かせると思って読んでみた。

  • 熱力学の入門書、少しわかりづらい所があるが、3法則をまとめてある。もう少し、実例があると分かり安いかもしれない。とにかく、エントロピーは大事な概念なので、もっと勉強せねばならない。
    第0法則、温度の概念。とくにボルツマン分布。
    第1法則、内部エネルギー、エネルギー保存則
    第2法則、エントロピー、自発的な変化の特定
    第3法則、絶対零度

  • たしかに熱がなくちゃ何も動かんな。
    熱があって、しかも温度差があってはじめて何か動く。

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