- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152092106
作品紹介・あらすじ
『地図で読む世界情勢』シリーズの地政学の第一人者が膨大なデータを視覚的に咀嚼。美麗な地図とグラフで見せる高精度の未来シナリオ。
感想・レビュー・書評
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未来地図。今なら間違いなく『SDGs』がタイトルに入るでしょう。
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2033年は遠い将来ではない。私より若い知り合いはほとんど生き残っているだろうし、私も生きている可能性がある。その時ドイツも日本も10%以上人口が減少する県が多発し、高齢化人口を支える力がなくなっていく。社会保障の問題は深刻だと心配してくれている。
正直、あまり詳しくは読んでいない。原発エネルギーや原発での環境破壊が完全に頭から飛んでいることに幻滅を覚えた、ということもあるし、資源枯渇、水問題、移民等々、アメリカの問題意識が主流をなしていて、みていて面白くなかったということもある。
ただ、置いといて、時々見返すにはいい本である。
2012年11月24日読了 -
2033 Atlas des Futurs du Monde
http://www.hayakawa-online.co.jp/ -
1. pp.70-71 世界都市
2025年の大都市がプロットされている世界地図です。右下の凡例によると、人口を表す輪っかが「人口が350万人を超えた時期に応じて色分け」されているとあります。緑が1950〜2009年、赤が2010〜2024年、紫が2025年以降です。地図に目を転じるとたしかに3種類に色分けされているのですが、赤や紫に色分けされている都市も、ほぼ例外なく2009年以前に人口350万人を超えているはずです。出典は国連のWorld Urbanization Prospectsということなので同じソースをあたってみましたが、例えば紫になっているナイジェリアのラゴスは1985年には350万人に達しています。ダッカ、北京、重慶、広州、コルカタ、ジャカルタなどなども同様です。
2. p.129 発展のフットプリント
2005年における世界のGDP割合を示したグラフですが、アンデス共同体の9.9%は、購買力平価ベースとしても、他と比べて大きすぎるように感じます。仮に、(別にくくり出してある)ブラジルを除く中南米としても大きすぎるようです。人口やCO2排出量のグラフともアンバランスですし、p.52のグラフと比べても一目瞭然です。 -
【要約】
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【ノート】
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"トイレ本。人口、エネルギー、気候など、未来の予想を図で示してある。今後の社会を予測することで、仕事のやり方、これからのトレンドなどを考える資料に最適。
今を生きていく上で、国内だけのことを考えているだけでは立ち行かない。様々な影響を受けざるを得ず、広い視野で物事を考えないといけないことも気付かさられる。" -
20年後の世界はバラ色か、それとも…? ベストセラー『地図で読む世界情勢』の著者が、100点以上の地図と図で未来のシナリオを鮮やかに解説する。
第1部 人口を知ると世界が見えてくる
第2部 世界の人口は本当 -
グラフやチャートの見せ方がおもしろい。プレゼン資料作成の参考にもなりそう。
目次が勉強になります。今の世界を見るための一つの切り口を提示しています。 -
見るだけで楽しい図表と地図が世界の未来を語る。
この本の主役は全体の半分の分量を占める美しい統計図表と地図であり、文章はそれを解説する脇役である。
未来予測の類書では、少数のケースを取り上げることでかえって全体が見えなかったり、誤ったイメージを読者にもたせてしまうこともあるが、本書では、あくまで統計数字にこだわるという基本に徹している点が評価できる。
統計を中心にすると、数表やグラフばかりになり、とっつきにくくなりがちだが、本書のビジュアル表現は、これ以上ないほど美しく、眺めるだけで楽しめるほどである。ただあまりに技巧的過ぎて読みにくいと感じるものもいくつかあったが、あきさせないためと思えば許容できよう。
時系列データや人口ピラミッドの円形表示はかなり目に付いたが、面積を統計量にきちんと比例させるような目盛りの刻み方については間違いがない。 -
20年後の世界に関し分析した本。
水資源を巡る紛争の可能性等、色々と考えさせられるデータが多かったが、最も衝撃だったのが、金属資源の枯渇に関するページ。
2009年の採掘量ベースで生産し続けると、ダイヤモンドが2017年、銀2028年、金2030年、鉄でさえ2042年と30年後には枯渇してしまう。
世界中で次々と工業製品を生産し、モノがあふれる社会となっているが、そのような状態が良しとされる時代は、近いうちに終焉を迎えるということのようだ。