- Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152092908
感想・レビュー・書評
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短篇集。円城塔作品にしては読みやすいかなと思われるのもいくつか。ただ万人に対して分かりやすいかどうかはべつとする。
"AUTOMATICA"や"Jail Over"、"エデン逆行"などテーマとして面白い(個人的に興味を唆る)ものが多い。
ユニークな言葉遣いと思考ゲームの世界。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
安心の円城塔クオリティ。
ハマる話が一つはあるはず。 -
一応「理系」の人間だから、この本を読んで「この世界に共感できる」なんてカッコ良く言いたかった。
酒を舐めながら読んだのが災いして、その境地まで至りませんでした。残念です。自分に限界を感じます。 -
文系のマヌケな例えになるけど、「空気抵抗は無視する」的な、真空中の物語、というイメージがある。『捧ぐ緑』と『祖母の記録』が良かった。
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玉石混淆というか。どちらかというとまとまった量の方が円城さんは面白い。
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短編集。いろんなところでパラパラ書かれているのをこうやってまとめていただけるのはありがたい限りです。
表題作は、暇に飽かして色々妄想しちゃう星間探査球ちゃんがかわいい。で、ちょっとどこかしんみりする。少し物悲しい雰囲気が良い。
文章の自動生成・読むもの/読まれるものについて書かれた「AUTOMATICA」と、ゾウリムシの話から始まって、種の進化について話しているかと思いきや、意外とラブストーリーだった「捧ぐ緑」も好き。
相変わらず円城作品は装丁が良い。大変好みです。