謎(リドル)の謎(ミステリ)その他の謎(リドル) (ミステリ・ワールド)

著者 : 山口雅也

• 早川書房 (2012年8月24日発売)

感想・レビュー・書評

[東野みずほさんの感想 · 2013年1月7日]

リドルストーリーの短編集。「リドルストーリー」というジャンルがあるというのはこの本で知りましたが、今までにもそういう本は読んでいました。
最後に謎がそのままにされるとわかっていながらも、どこで謎が放り投げられるのか、どきどきしながら読み進められました。

[べあべあべあさんの感想 · 2012年12月22日]

もーやもやもやもやもやまもーやリドル短編集！
読み終わったあとのもやもやは全てに共通するけれど、殺人鬼リドルは頭の体操にもなっていいんじゃないのかなもやもや。

[keixinhuさんの感想 · 2012年11月22日]

結末を読者の想像に任せる物語<リドルストーリー>5篇の短編集。
面白いのだが、正解が示されないのは落ち着かない。
お気に入りは「女か虎か」。一番リドルストーリーらしく想像の範囲が広がり面白い。
他の作品は「世にも奇妙な物語」にでも出て来そうなオチが多かった。

[shifu0523さんの感想 · 2012年11月5日]

【収録作品】「異版　女か虎か」　アブラハム・ネイサン著　山口雅也訳／「群れ」「見知らぬカード」　山口雅也／「謎の連続殺人鬼リドル」　アブラハム・ネイサン・ジュニア著　山口雅也訳／「私か分身か」　山口雅也

[ミケさんの感想 · 2012年10月29日]

謎(リドル)があり、結末は読者の想像に任せる、リドルストーリーの短編集。
全部で５話収録。

誰が犯人でしょう？的な、そんな謎解きものを想像していたが、そうではなく、結末をどんな風にも想像して楽しめるお話だった。

「異版 女か虎か」と「謎の連続殺人鬼リドル」は面白いな、と、思った。

[さゆらさんの感想 · 2012年10月24日]

お、面白くないなあ…

いや、話の結末が無いことは別段気にならないのだが。
そういう趣旨の本だし。
考えたところで結末出ないし。
私は本を読むとき考えないし。

だが、なんだろうこの不満感。
やはり結末が無いことに苛立ちを覚えているのだろうか。
しかし、「女か虎か」については面白いと思ったし、結末が不明なのも何とも思わなかった。
残りの話はどうも駄目だ。
面白くない。

[きょんさんの感想 · 2012年10月15日]

ミステリというよりはホラーのような印象。謎に満ちた事件が起こるが、作品は「これから」というところで静かにフェードアウトしていく。さてこれからどうなったのか、それは読者が想像する領域。しかもどうなってもおかしくない展開で終わる話ばっかり。「リドルストーリー」を堪能できる1冊。
しかし、どの話もなんて後味の悪い…このぞくぞくする感じはミステリでもホラーでもちょっと味わえないかも知れない。

[nagonさんの感想 · 2012年9月29日]

ひさびさに体の芯がぞわぞわした。こんな手法もあるのだと勉強になった。

[hmurogaさんの感想 · 2012年9月22日]

2012/09/22読了

[少佐さんの感想 · 2012年9月16日]

もともと最近の日本のミステリー作家は曖昧な結末を取る傾向がちょっとある気がする。複雑なアルゴリズムで読者に挑戦するというよりも似非純文学っぽい趣向でお茶を濁す。例えば『火車』や『白夜行』、読んでないけど桐野夏生さんもそんな作風があるとか。完全に好みの問題だろうけど、私にはもひとつピンと来ないのよね。
（続きはブログで）http://syousanokioku.at.webry.info/201209/article_4.html