- Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152094230
作品紹介・あらすじ
ベストSF2010第一位にして日本SF大賞を受賞した、海洋黙示録巨篇『華竜の宮』の続篇。この星に迫る滅亡を前に、なおも己の信念を貫いた人々の行方を描ききる、現代SF前人未踏の到達点
感想・レビュー・書評
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魚舟や獣舟など、世界観を理解するまで時間がかかり、読むのに辛抱が必要です。組織名や利害関係の理解も難しいのですが、分かると面白いのだと思います。
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海と陸それぞれの立場が描かれていて、特にザフィールの過去は悲しくなった。
若い世代まで自分たちが生まれる前の一件で互いを敵視し、対立は深まるばかり。その流れは現実だなと思った。
どうやって収拾していくのだろう。
青澄の活躍はこれからかと下巻が楽しみ。 -
華竜の宮の続編ではあるが、前作では最後が端折られた感があったので、この部分を新たに書き起こして頂いたものであり、実にありがたい。とはいえ、随分と時間がたっており、忘れてしまっている部分が多々あり、読み進めながら、思い出すという感であり、これを読む前に復習しておけばよかったと思うが、読んでしまえば、そんなことも忘れ、世界観に浸ることができる。でも、前作を読んでいない人には少々、つらい。なんせ、物語の中で常識のように語られる用語が全く解説もなく、わからないのだ。これじゃつらいだろう。巻末にでも用語集を追加していただければ幸いである。
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いよいよ、たっぷり「オーシャンクロニクル」の最終編!?
短編で読んでいたものが、少しづつ繋がる。
「ウォーターワールド」の世界感ですが、物語の深さが全く違う。
すごいです。おぼれそうです。
ちゃんとレビューを書くのは下巻を読んでからにします。
下巻でまとめてレビュー
https://booklog.jp/users/kickarm/archives/1/4152094249 -
4.09/301 (「華竜の宮」の続編)
『ベストSF2010第一位にして日本SF大賞を受賞した、海洋黙示録巨篇『華竜の宮』の続篇。この星に迫る滅亡を前に、なおも己の信念を貫いた人々の行方を描ききる、現代SF前人未踏の到達点』(「Amazon」サイトより)
『深紅の碑文』
著者:上田早夕里
出版社 : 早川書房
単行本 : 363ページ(上) -
滅びを待つ未来の地球の中。
群像劇のような形をとりながら、陸上民と海上民が対立し争う世界で、それでも「人」を救おうとする、矜持の衝突を見た。
静かに、しかし確実にその拍動を強めてきている物語の生を感じた。
下巻に期待。 -
下巻にて
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青澄とマキの活躍を書く大作の続編。世界滅亡が迫る中、人類が取るべき選択は?それぞれの立場で懸命に希望を求めていきる。
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続きかな。後半になってノッテきた感じ。下巻に期待。