- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152101938
作品紹介・あらすじ
倦怠期の夫婦、シングルマザーにヌードモデル。社会にうまく馴染めない10人は、人生の変化を求めて演技教室に通い始める。謎の男ジョン・スミスが指導する即興演技クラスに参加するうちに、現実と演技の境界は曖昧に。カラフルに彩られた不穏さが身に迫る新作
感想・レビュー・書評
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大学生時代に演劇をやっていたので
「演技をしたいと思う者は普通じゃない」というのがすごくわかる。わりと変な人間がやることだとわかっている。
人生うまくいかないときに自分じゃない何かになりたいと思うのだろう。
この作品で出てくる人物たちも一癖も二癖もある人間で、アクティングクラスにのめり込んでいく。
現実との境界線も曖昧になっていく。
少し人物の描き分けが日本と違うのでわかりにくかった……そのうちキャラクターがわかってくるけれど、難しかったように思う。
それにしても……演劇をやっていたからわかる。こんなに一般人が急にエチュード(即興劇)をやって上手くいくわけがない……みんなプロの俳優さんですか??ってくらいすぐに演技できててすごすぎる。そんな邪念ばかり浮かぶ(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんか最初わたしはとりあえず登場人物を見分けるのも難しくてw
どういうことだろ、、?と思いつつも、気になって読み進める手が止まらず、最終的に、、「え、、?こわい!」ってなって、ぞわぞわっとしました。
現実と演技の狭間がわからなくなっていく登場人物たち。私自身も、背景が演技していた場所から、実際の演じている世界の場所に変化していくから、混乱しつつも引き込まれて。すごく不思議な世界でした。 -
読む。