嫁洗い池

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 42
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163175508

感想・レビュー・書評

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  • 再読。ミミズクとオリーブの第2作目。もう文庫Ver.しかないかと思ったけど、この表紙があって良かった。今回は短篇6篇。この初誌出が1996,1997年だって。そりゃ昔だわな。相変わらずぼくと河田とのやり取りは吹き出すほど面白い。一緒にプリクラ撮るなんて。でもプリクラも時代だよな。まぁ今もあるけどさ。大学の頃めっちゃ流行ったなーと思う。今回はみんなで庭でサンマを焼いて食べたのがめちゃめちゃおいしそうだった。いやー、今年焼きさんま食べてないわー。ショック。ぼくのように、落ち込んだり変な夢を見ながらも、おいしいものを食べたり、酒を飲んだりして復活できるようになるのはいいよね。こんな暮らしがいいよなー。

  • すっきり感が今一つだった。

  • ミミズクとオリーブの続編。
    今回も河田警部は作家のぼくの妻の
    手料理と名推理を求めてやってくる。
    今作もおもしろかった。

  • 2014/4/12〔土曜日〕

  • なぜか異動の多い、友人警官の河田と、郷里の特色ある料理を得意とする奥さん、そして作家の僕。

    事件の内容は、いかにもフィクションでそんなに印象には残らなかったけど
    奥さんが作る料理には、どれも美味しそうでたまらない。

    作家の僕と河田とのやり取りがなかなか軽快で面白い。

  • 『ミミズクとオリーブ』の続編。
    作家である中年の男性が主人公なんですが、その奥さんが安楽椅子探偵ってお話です。
    前回同様、出てくる料理がとにかく美味しそう!正直、ミステリーについては美味しそうな料理に負けてあまり思い出せません。

    あとこの本の読みどころは主人公とその友人で警察官の河田とのやりとり。
    一回始まると、シナリオのように軽妙な会話が続きます。
    なかなか惚けてて面白いです。

    また前作同様に主人公が飄々として良いです。
    マンガ版の"のび太"とイメージがあっている気がするので、脳内映像は中年になったのび太でした。

  • 『ミミズクとオリーブ』に続く、安楽椅子探偵な奥様と作家の旦那さんのシリーズ第2弾。

    事件を運んでくる、旦那さんの友人で刑事の河田さんとの掛け合いと、奥様が作る瀬戸内の郷土料理がたまりません。

    前回よりかは旦那さんが活躍してるかな。



    収録作品:娘たち まだらの猫 九寸五分 ホームカミング シンデレラの花 嫁洗い池

  • (収録作品)まだらの猫/シンデレラの花/嫁洗い池/娘たち/ホームカミング/九寸五分

  • 以前部長から借りた芦原すなおの本の続編。
    主人公の夫婦の出身が香川で、おいしそうな郷土料理がたくさん出てくるのがお気に入り。

  • 『ミミズクとオリーブ』の続編。
    今回は殺人が多かったですね。この奥さんには、やっぱり殺人は似合わないと思うんだけどね。まあ、今回は問題を持ってくるのが河田だけだったから仕方ないとは思うんだけど。
    河田の同僚が関わってた『娘たち』は殺人じゃありませんね。うん、『娘たち』が一番好きだなあ。やっぱこういうのが合ってると思うな。
    「白馬の王子様」「落馬しそうな王子様」には笑った。もちろん奥さんから見た「ぼく」を表してるんだけど、言いえて妙。もちろん奥さんは「そこがよかったのよ」と笑うんだけどね。そしてもちろん、誰が読んでもそのとおりなんだ。
    本の帯に「キッチンディテクティブ」って書いてあるけど、料理が上手くて、料理をたくさん作るっていうだけで、台所では推理してないような?だって、話聞くのはちゃぶ台やし、考えてるのは縫い物しながらやん。
    とかいうツッコミはダメですか。

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著者プロフィール

1949年香川県観音寺生まれ。早稲田大学大学院博士課程中退。1990年、『青春デンデケデケデケ』で第27回文藝賞、翌91年、第105回直木賞を受賞する。著書に『スサノオ自伝』などがある。

「2010年 『青春デンデケデケデケ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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