- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163193205
作品紹介・あらすじ
幽鬼、怨霊は人の心の中にいる…。平安京の暗闇に蠢く魑魅魍魎に、若き陰陽師・安倍晴明と朋友の源博雅が敢然と立ち向かう。
感想・レビュー・書評
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明けましておめでとうございます!
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「陰陽師」シリーズ第4弾。毎回源博雅と安倍晴明の軽妙なやり取りが楽しい作品です。
あとがきに著者の夢枕獏さんがこの作品を「親しい知人に会いに行く」ようだと評されていますが、まさにその通り。
何故かほっこりする読後感なんです。オススメです♪ -
今週はバタバタして時間が取れないので
短編小説を読みたいと思って手に取りました
軽いやり取りが短い時間の中でも本の世界観に
入りやすく気楽に読めました
また、他の話も借りたいと思います -
改行の多い文章から、王朝の駘蕩たる気分が伝わってくる。
源博雅のワトソンぶりは相変わらず。博雅がいなければ晴明は拠り所を失うことだろう。
「青鬼の背に乗りたる男の譚」は別なところで似た話を読んだ記憶がある。そちらには晴明は出ていなかった。 -
晴明と博雅は相変わらず良いコンビ。「人の心が、神にしろ鬼にしろ、それをこの世に生じさせるのだ」
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この時代の女性は男性に捨てられるとすぐ鬼になっちゃう感じ。
身分が高いとやることもなくて、そればっかり考えちゃうからなのかな…。
今回も闇が深い平安の時代を楽しませてもらいました。
だんだんこのあたりから安倍晴明さんが美男子(ってもうおじさんだけど…)キャラになってきてるね。 -
【図書館本】シリーズ5作目。相変わらず晴明と博雅のテンポのいい会話が楽しい。二人の信頼関係あってこそだなぁ。そういった意味で『青鬼~』の話は印象的。陰陽師ものとしては『手をひく人』『~中身を占うこと』が好み。十二神将の名前が全く知らないものだったことに軽くショックを受けたwww
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印象深い話は「手を引く人」かなぁ。
ドクロたんの話もそうだけど、過去の因習が現代人を脅かすってのは、時代の流れによる変革と今の人の都合で遺棄されるのだから、なんか切ないな、と。 -
人間の浅ましさを改めて痛感させれるお話が多かった気がする。
…いつものことか(笑)
最後の道満との勝負の話がおもしろかった! -
【陰陽師 付喪神ノ巻 2001年11月5日読了 書籍 文藝春秋社】
【陰陽師 鳳凰ノ巻 2001年11月6日読了 書籍 文藝春秋社】
実は、まだ読んでなかったんですね〜〜〜(汗)。
二冊とも、陰陽師 安倍清明と源博雅が登場する、短編連作集。
前ニ作を読んでから今までかなりタイムラグがあって、どういう語り口だったか忘れてしまってましたが、読んでみると。
ああ、そうそう!
清明と博雅の二人が出会う事により、諸々の呪を払うアクションへ続いて行く(そうなんよ。どちらかだけの出来事だけでは話は進まないのだ。二人が出会って、酒なんぞを酌み交わして、ふにゃふにゃするという儀式(だよね)があって、話が展開していくんだよね〜。面白い)それを短編小品でするりと読めるのがイイ感じでした。
最後のおちが、結構ほろりときてね。
それに、久しぶりの獏センセイの文章も重力が軽くてイイテンポで。
やっぱりいいな〜〜♪ -
この頃はまって読んでいる陰陽師です。
道満殿と晴明の対決が面白かったです!
狐と狸の化かしあい、みたいな。
真に受けて心配する博雅が良い奴だな~と。
個人的には萩と直平の話が好きです。
諸行無常。でもその前に直平殿はせめて萩を弔ってあげたらよかったのではないかと思わなくも内のですが…
ちょっと前に京極夏彦を読んだとき、鬼とは何だ?と言う鬼の定義がありまして。鬼は人を喰うのだ、と言う定義にああ、なるほど、と思ったのを覚えております。人ではないが人であり、人には出来ぬことを為すもの。人間の言葉の定義と言うものがこの人間の世の理を創っているのだ、と言う晴明の説明はもっともに思うのです。
このシリーズ。好きなんですけどどこまで読んだのか忘れてしまって。
そのうちに最初から読み返そうかなーと...
このシリーズ。好きなんですけどどこまで読んだのか忘れてしまって。
そのうちに最初から読み返そうかなーと企んどります^^
明けましておめでとうございます!
きっと師匠なら最初から読んでもすぐ読み終えますよ!
サクサク読めるし、二度目でも楽しめそうです♪
明けましておめでとうございます!
きっと師匠なら最初から読んでもすぐ読み終えますよ!
サクサク読めるし、二度目でも楽しめそうです♪