- Amazon.co.jp ・本 (122ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163254005
感想・レビュー・書評
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表題作は、ありがちな殺伐した内容であまり共感できなかった。
貝からみる風景のほうがノスタルジックな感じがして好きです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本のタイトルを冠した話と他2話が収められた短編集。3話とも夫婦の話。
メイン話の「八月の路上に捨てる」が、とても面白かったです。面白かったけど、自分も今のままで居ると、いつかこの主人公のように全部失くしてしまうかもなぁ、と多少薄ら寒い想い。
「遊んでなんかいねえよ。俺は一時たりとも遊んでなんかいなかったぞ。何もかも本気だったんだ。」 -
さらりとした文章で、読みやすい。
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家族との生活は、正直、折り合いをつけることの積み重ねだと思う。不穏な空気を穏やかに均し、折り合いをつけている夫の絶妙な心の描写がよく描かれている。
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これは今年の芥川賞受賞作です
「伊藤たかみ」
全く、知りませんでした
少し前の「王様のブランチ」の本紹介コーナーで、受賞後にインタビューを受けていて
それで初めて知りました
ちょっと親近感を感じたのは「同じ歳」だった事と「同じ体験?経験」をしてた事
(しかも伊藤さんは「平井堅」と高校の同級生だそうです・・・)
私はこういう賞の受賞作は、タイムリーには読んだ事がありません
すっかり人々から忘れ去られた頃に読むのが好き・・・
でも、今回は違ってました
「王様のブランチ」を見て速攻でアマゾンに注文してました
それは・・・
この作品の中身に興味津々だったからです
これはあるカップルが結婚をして離婚するまでの短い期間を描いています
それを男性側の語りで書かれているものです
まぁ、伊藤さんが男性であり、離婚経験者なので・・・
でも、伊藤さんはもうすでに作家の奥様と再婚されてます
そう、私も離婚経験者なので何だか読んでみたかったのです
こんなところでカミングアウトしてどうするんだ?!って感じですが・・・
まぁ、そうしないとこの本の感想も上手く書けないなぁ~って思って・・・
何だか懐かしい気持ちになりました
「懐かしい」って表現はちょっと違うのかも知れませんが、この言葉以外に今は
見当たらないので・・・
「そうだった!こんな感じだった!!」
って思う節がたくさんありました
2人の関係が少しずつ、本当に見えないほど小さく壊れていく感覚
見えないから、ちょっぴりしか痛みを感じないから、日々の生活の中に置き去りにして
行き過ぎてしまう・・・そうこうしてる内に傷は修復できない位に大きくなってる・・・
気付いたら、もう一緒の部屋で息をするのもイヤになってた
何か一つの大きな事件があったわけでは無い
「きっかけ」となる事件はあったけど、それだけでは無かったよね
私はあれから2人で暮らした期間よりも長い一人暮らしを今もしています
結婚してた時、彼に言われた
「お前は結婚に向いてないのかもな」
って言葉に、ちょっと怯えながら「誰か」を待っているのかも知れない
「そんなに私、結婚に向いてないかな?」って思いながら・・・
伊藤さんも再婚し、私の元旦那様も再婚しています
この作品を読んで、また「結婚」ってなんだろう?って考えてしまいました・・・ -
誰かと一緒に生きていくって難しいんだな…登場人物がちょっと狂気じみてるとか思っても、自分もそういう部分もあるかもとも思う。2編めはあったかい。
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2011.10.2〜4はじめてこの人の本を読んだが、まだ良いかわからない。でも、もう二度とごめんという感じでもない。短編だからだろうな。長編読んでみよう。
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過去ー回想しつつ時間が進んでいく形式の本編。特に難しいところもなく、さらっと読める。ユーモアある現在の描写とちょっと哀愁のある過去の描写バランスがよい。さらっと読めすぎて流してしまった感じもある。本編の後にあるもうひとつの短編は、さらに読みやすくて流れてしまった…。
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最初は新しい感じしたけどなあ、、えっ終わった!?という
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10/09/20 芥川賞受賞作品。出だしは良かったが、だんだんダル い。