- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163263007
作品紹介・あらすじ
曹操、ついに袁氏を滅ぼす。孫権、劉備とともに曹操を攻めんとす。ここに、赤壁の戦いの火蓋が切って落とされる。
感想・レビュー・書評
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いわゆる日本でよく読まれる三国志とはかなり違ってきましたね。劉備に対する冷たさ、曹操の等身大な感じ、と今までとは違い、でもそれはそれとして自分の中にはいってきますね。
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袁譚滅亡後の王脩の逸話が感動した。
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いよいよ赤壁の戦い。
そろそろ劉備が本格的に動き出す。
次の巻が待ち遠しくなってきた。 -
かの有名な【赤壁の戦い】たついて書かれた巻
正史ベースで書かれた赤壁の戦いを読むのは初めてで、演義とは異なる展開で面白かった。
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曹操軍の北伐、南征から曹操軍が勢力を拡大して行く様子がよく分かる。
劉備軍は曹操軍の追撃から逃れる部分と赤壁後の南荊州への展開がメインとなっている。
しかし、何といっても孫権軍の赤壁の戦いが光り輝いている。結局はほぼ独力で曹操軍をげきはあし、その勢いに任せて荊州に侵攻をかけている。
さらには孫権軍には若い英雄たちが揃い、未来も安泰なように書かれている。
本筋とは異なる部分で気になったのが、周瑜の劉備軍に対する態度が嫌悪一色で染まっている事と糜芳の劉備に対する嫌悪感が気になっている。 -
あと半分
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赤壁の戦い終了
烏林の戦いの方が正確か
劉備の荊州奪取に影が -
これだけ盛り上がらない赤壁は初めて読んだ。地味・・・
相変わらず玄徳は手厳しい描かれ方。
全体的に小説と云うより、記録のまとめっぽくて、読んでても気持ちも盛り上がらないなあ・・・ -
曹操配下の夏侯惇、曹仁、郭嘉、徐晃の爽やかな様子、そして赤壁で対決する孫権自身と周瑜、魯粛などが魅力的に書かれる一方で、劉備の書かれ方は厳しい。赤壁から敗走する曹操を捉える絶好機を緩慢な動きで逃し、劉備・諸葛亮と関羽・張飛の間のすきま風を示唆する。この中で独り趙雲の長坂での活躍に限らずあくまでも好意的な記述。赤壁での孔明の役割は全くなく、周瑜・光蓋の発案になる。孔明の天下3分の計が劉邦・項羽との並立を訴えた蒯通という韓信の謀臣の主張の二番煎じ?この著書の主張は極めてユニーク。これが正史の記述なのか。
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ついに孔明登場&赤壁!呉の軍師様好きにここまで優しい赤壁が未だかつてあっただろうか……と感動。どの国にも寄らず、功や得のあった人はきちんと評価。後の人の創作を省いて史実に忠実に書いているからこそ溢れる人物像を、実に巧く描いている。さり気ない春秋時代からの引用も、宮城谷ファンにはたまらない。