我、言挙げす

著者 :
  • 文藝春秋
3.52
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本棚登録 : 171
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163272207

感想・レビュー・書評

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  • 読み終わるのがせつないです。髪結い伊三次捕物余話は次がまだ出てないので、待ちどおしいなぁ。粉雪:池袋に到着しようという電車の中、薩摩へこ組のような迷惑集団が始末されるのは伊三次さんのいうとおり自業自得だよとうなずいたところに、龍之進の、すりこまれた価値観と異なる世界で居場所が見つけられず混乱し錯乱していったへこ組に自分を重ね合わせる言葉を読み、短絡的に読み進んでいた自分に赤面… 短絡的な理解を嫌悪してるのにねと自分につっこみをいれました。 子細かまわず:小早川さんの生き方と龍之進の思い 明烏:お文と翡翠のかんざし 黒い振袖:龍之進 雨後の月:弥八とおみつ 我、言挙げす:帯刀精右衛門という自分の見つめ方、道筋のたてかた 龍之進 佐内町の火事。  今回はどの話も好き。通奏低音として流れる、伊三次とお文と伊予太家族の日々がいとおしい。   

  • 髪結い伊三次は主役なのに・・・
    奥さんのお文さんも、長年の連れ添いに
    少し邪険だし(笑)

    子供が可愛い!
    「おとしゃん、赤さんカワイイね」
    お出かけで何も買ってもらえなかったときも
    必死に涙をこらえてました

    なじみの世界に
    いつまでも浸っていたいkitanoでした


    2012.3.16 再読
    忘れてるもんだな

  • 2008/12/21-2008/12/22

  • h20.12.06

  • 8/1
    お文がかすれてる、、。

  • 伊三次の影が薄くなる今日この頃、登場人物も成長して少し寂しいような

  • 今回は伊三次の活躍より、不破の息子、龍之進の活躍が目だった。若者は日々、成長していく。しかし、物語の最後にどんでん返しが待っていた。

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著者プロフィール

1949年函館生まれ。95年、「幻の声」で第75回オール讀物新人賞を受賞しデビュー。2000年に『深川恋物語』で第21回吉川英治文学新人賞、翌01年には『余寒の雪』で第7回中山義秀文学賞を受賞。江戸の市井人情を細やかに描いて人気を博す。著書に『十日えびす』 『ほら吹き茂平』『高砂』(すべて祥伝社文庫)他多数。15年11月逝去。

「2023年 『おぅねぇすてぃ <新装版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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