- Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163273907
感想・レビュー・書評
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優しい短編集
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しとしとと、降り続く秋雨のように、涙がこぼれ続ける。
静かな時の移ろいを感じさせてくれる作品。
秋の夜長にぴったりな、体の中から温めてくれるような物語たち。 -
感動
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友人からおすすめされて読みました。
どれも切なくて、でも胸が温かくなりました。
心にこみあげてくる話ばかり。
「少しだけ欠けた月」と「田中さんの休日」には泣かされました。このシリーズいいな。他のも読みたいです。 -
重松清の四季を題材にした短編集・最終巻の「秋」
四季ごとに、情感が異なる。秋は、暖かさと、冷たさの間。その流れに私たちが馴れるために必要な、ゆるやかな期間が秋。私はそんな風に捉えています。
秋は、今までを振り返り、次に進む為の英気を養う。
この重松清の秋の短編集の中でお気に入りなのは、「ヨコヅナ大ちゃん」と表題になっている「少しだけ欠けた月」
二つは思春期の男の子を題材にしています。
自分を振り返ったとき、こういうことがあったな。と、心情面で訴えかけられます。 -
紅葉がまだ見頃を迎えきっていないこの時期に何だかぴったりくる。じわーっと暖かく、少し切ない短篇たち。季節に合わせて、読む本を選んだのは初めてな気がするけど、いいもんだな〜と感じました。
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40代男性と家族を書いたらピカイチな重松さん。
でもこれを愛読する40代男性いるかな?みんなこっそり読んで、そうそう、そうなんだよ、たぶん。
なんて思ってるのかな?
そんな夫を支えるのは明るく優しい妻。なれるかな? -
短編集ですが、主人公が だいたい同年代で、
直面していることも 感じていることも
だいたい 同じようなことなので、
かなり 入り込んで読んでしまいます。