たまさか人形堂物語

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 427
感想 : 128
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163277707

感想・レビュー・書評

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  • 続編作ってほしい!

  • 店主の澪、職人の師村さんと冨永くんが働く、たまさか人形堂で繰り広げられる6つの物語。

    人形、深いです。
    登場人物たちの心も、また深い。
    家族のように信頼し合って働ける仲間、素敵でした。

  • 図書館:タイトルから、不思議なお話かと思ったが、期待はずれ。はじめの方はなかなかと思ったけど、後半のストーリーがめちゃくちゃな感じで、楽しみにしていた本だけに落胆。人形に関する知識も豊富だが、ド素人の私にはついていけないこともしばしば。終わり方もみえみえ、全体的のバランスも悪く、読み終えるのに少し苦労しました。読後は、もやもやした気分に・・・

  • 好きなタイプの話だった。
    小さな人形店の元OL店長、押しかけアルバイの人形マニア、謎の職人とチームワークよく話もおもしろかった。
    小さな謎が所々あって、それもまた好みな感じ。
    最後には店が閉まりそうになったけど、またこの三人が揃うところが見られてよかった。

  • 初めての津原泰水。

    とても面白かったと思う。
    小気味よい短編集。
    この人の作品を、他にも読んでみようと思わせるには十分。

    ただ、文章は、もっとスマートで、美しくあって欲しかった。
    もう少しだけ。
    読めない程では決してないけど。

    個人的には“最終公演”が一番よかった。

  • じいさんにしてやられた感ありありに人形店を継いだ元OL澪。
    (ニュージーランドに移住したじいさん、カッコイイね!)
    ふらふらと風のように自由で柔らかな青年、富永くん。
    職人気質で腕は確かなのに素性が一切判らない、師村さん。
    この3人の人形店で起こるさまざまの短編集。

    登場人物すべてに作者の細やかな愛情を感じる。
    人形に対する薀蓄は、押し付けがましくない程よい匙加減。

    あぁ、最後に泣かされるなんて。

  • 祖母の形見の零細人形店を継ぐことになったOL澪。押しかけアルバイトの人形マニア、冨永くんと謎の職人、師村さんに助けられ、お店はそこそこの賑わいを見せていた。「諦めてしまっている人形も修理します」という広告に惹かれ、今日も傷ついた人形を抱えたお客がやってきて澪たちは東奔西走することに。チームワーク抜群の3人の活躍が始まる。


    この人が、以前にティーンズ向けで書いていた「津原やすみ」さんだとは、最初は気がつきませんでした。津原やすみさんのエイリアンシリーズが大好きで、何冊も持っていたので、普通の小説を、津原さんだと知らずに手に取ったのは、なんか縁を感じます。
    内容は、人形屋さんを舞台に起こる、小さなミステリが6本入った短編集。人形屋さんという舞台のせいか、ちょっと幻想的な感じもあり、登場人物もみんな魅力的でよかったです。個人的には、冨永くんが好きです。

  • 人形好きなので、つい手にとって見た。面白かったのだけど主人公の女性をどうも受け付けない。

  • 途中リタイア

  • 店主で主人公の澪と店員の冨永青年、謎の多い技術者の師村さんの三人がメインの人形店物語。
    店を畳もうとしたけれど結局は元に戻ってハッピーエンド?な展開。

    ラブドール制作会社の束前さんがいい味出していると思う。

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著者プロフィール

1964年広島市生まれ。青山学院大学卒業。“津原やすみ”名義での活動を経て、97年“津原泰水”名義で『妖都』を発表。著書に『蘆屋家の崩壊』『ブラバン』『バレエ・メカニック』『11』(Twitter文学賞)他多数。

「2023年 『五色の舟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

津原泰水の作品

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