闇の華たち

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163280905

感想・レビュー・書評

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  • 読了 2009年 7月 (借:大村市民図書館)

  • すばらしい。タイトルからはなんだか伝奇っぽいイメージがされたが、そういう意味ではなかった。そのまま闇にうずもれていく、けれど華たち、ということだった。「男の縁」がそれを象徴しているかのようである。歴史とは、ひとりの人間がその生をどんな形であれまっとうした、その積みかさね――華であるのだと、改めて感じた。個人的には「悪名」がよかった☆ ツボった。

  • 乙川さんが描く静かで雰囲気のある作風が好きです

著者プロフィール

1953年 東京都生れ。96年「藪燕」でオール讀物新人賞を受賞。97年「霧の橋」で時代小説大賞、2001年「五年の梅」で山本周五郎賞、02年「生きる」で直木三十五賞、04年「武家用心集」で中山義秀文学賞、13年「脊梁山脈」で大佛次郎賞、16年「太陽は気を失う」で芸術選奨文部科学大臣賞、17年「ロゴスの市」で島清恋愛文学賞を受賞。

「2022年 『地先』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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