- Amazon.co.jp ・本 (493ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163453903
感想・レビュー・書評
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父ブッシュ政権下のパナマ侵攻と湾岸戦争をめぐるホワイトハウスとペンタゴンの軍事上の意思決定の過程を克明に描き出している。
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ホワイトハウスの中の意思決定プロセスが興味深い。
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2008/12/14 読了 ★★★★
2014/02/04 読了 -
「ハイテク戦争の舞台裏の、かくも人間臭い戦い」
本書はアメリカ最大の行政機構、ペンタゴン(国防総省)の機能について解説する意図で書かれたものですが、はからずもパナマ侵攻と湾岸戦争が勃発したため、結果的にはアメリカ軍の意思決定プロセスを実例に基づいて描いています。
ジョージ・ブッシュ(現ブッシュ大統領の父)が大統領に当選してから、湾岸戦争開戦まで。
国防長官や統合参謀本部議長の人選、承認を巡る議会との攻防、政治家と制服組(軍人)との駆け引き、フィリピン・パナマ・湾岸での危機発生時の対応、作戦立案と実行までの指揮系統、その際に現れる当事者たちの人間臭い感情など。
ウォーターゲート事件でニクソン大統領を辞任に追い込んだジャーナリストが、現職の政治家や軍人たちにインタビューし、生の証言を引き出しています。
おそらくパウエル統合参謀本部議長が最大の情報源でしょうね。
現ブッシュ政権の要職に就いている人たちが、この当時は1ランクか2ランク下のポストにいるのが判ります。
国務長官・国防長官・大統領首席補佐官・国家安全保障担当大統領補佐官・軍備管理国際安全保障担当国務次官・国際安全保障担当国防次官補・統合参謀本部議長・上院軍事委員長・大統領法律顧問など、長ったらしい肩書きが頻出するので混乱しないようにご注意をw
ニン、トン♪