メタフィジカル・パンチ: 形而上より愛をこめて

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163522500

感想・レビュー・書評

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  • もう、なんだかなぁ
    この人(やつら)は 
    とか、
    もう、いいかげんにしろよ
    このばか騒ぎ報道は
    とか、
    もう、やっとられんは
    とか、

    世の中の厭世的なことで
    頭がいっぱいになってしまった時には
    この方に限ります

    頭の中を静かにしていく
    そうですねぇ
    頭の中の掃除という感じでしょうか…

    いつも手が届くところに置いてあって
    ひょいと開けたページに目を落とす
    いつのまにか読みふけっている
    そんな著者(哲学者)を持てたことの
    幸せを感じています

  • 読んでる途中で何回かメタフィジカルパンチ(形而学上一撃)をもらって、こらえきれずに笑ってしまいました。著者の言うとおり、わかる人にはわかるが体感できる1冊でした。

  • (2001.01.24読了)(2000.12.08購入)
    (「BOOK」データベースより)
    昨今の哲学ブームに異議を唱える著者が、福田恒存、吉本隆明からオウム真理教まで、有名無名問わずあらゆる人間を一刀両断!人々はソクラテスの何を恐れて彼を殺したのか。養老孟司のいう「脳」とは何か。生きるのは死ぬよりなぜよいのか。難解な哲学用語は使わず、分かり易く人間を読み解いた哲学的辛口批評集。

    ☆池田晶子さんの本(既読)
    「帰ってきたソクラテス」池田晶子著、新潮社、1994.10.15
    「死と生きる 獄中哲学対話」池田晶子・陸田真志著、新潮社、1999.02.20

  • 田中美知太郎に関する批評の中で、「言行一致」について改めて考える機会となった。言葉の意味を考えて本当はわからないと知るということが本当の言行一致であるのだと自覚できた。

  • 久々にしびれた一冊。
    読んでいて鳥肌が立った。
    本物の思考(考えること)を知っている人だと素直に思えた。

  • 未読

  • 相変わらず心の底にずどーん響く一冊になった。
    最近池田さんの本のはまっているのだが、何が
    そんなに引き付けられるっていえば、
    そう池田さんのはらの据わり方が気持ちいいから。
    覚悟が違うもん。だからおもしろいのだ。

    しかし悲しいかな、池田さんのようにシンプルで
    当たり前でありえながらぶっとんだ発想をしていると
    今の社会で生きていくにかなりつらい。
    すくなくともサラリーマン社会では。
    どこで世間と折り合いをつければいいのだが。。。
    だってあまりにも世間は矛盾していること
    だらけだもの。

    世の中環境汚染、戦争などなど問題は山積みだ。
    便利、私利私欲を求め続けた結果がこうだ。
    それでも便利を求める人々。この矛盾に悩んでいる
    あなた。池田さんの本や古典を読んで思いっきり
    考え欲しい。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒業。文筆家。専門用語による「哲学」ではなく、考えるとはどういうことかを日常の言葉で語る「哲学エッセイ」を確立して多くの読者を得る。とくに若い人々に、本質を考えることの切実さと面白さ、存在の謎としての生死の大切さを語り続けた。著書多数。2007年2月23日没。

「2022年 『言葉を生きる 考えるってどういうこと?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

池田晶子の作品

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